Kai Kristiansen
NV31 chair
こんばんは。用賀店のふくです。
今日は僕の好きな北欧ビンテージの家具をご紹介させて頂きます。
北欧ビンテージと言えばやっぱりチーク材。
飴色の様な色合いと美しい杢目の表情。
耐久性も高く、オイルによってメンテナンス頂ければ美しい表情を簡単に取り戻すことが出来るのが最大の魅力だと思います。
このチェアはそんなチーク材をふんだんに使用した特別なアイテムとなりますので、是非最後までご覧くださいませ。
万能なビンテージチェア
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このチェアはデンマーク 家具デザインの巨匠と称される“Kai Kristiansen / カイ・クリスチャンセン”がデザインを手掛けた『NV31 チェア』です。
優美な曲線を描く背もたれと、少し変わったシルエットの脚部が特徴的で見る者を楽しませてくれます。
その優れたデザインはどの角度から見ても美しい佇まい。
各所に抜けのデザインを取り入れることで生まれるすっきりとした雰囲気は、使用者に飽きさせない工夫なのでしょうか?
不変的とも言えるこのデザインは後世に残していきたくなるように感じさせます。
カイ・クリスチャンセン氏のデザインポリシーは“見た目の美しさ、使いやすさ、人間工学に基づいていること、経済的で環境に配慮している”とのこと。
見た目の美しさは言わずもがなですが、使いやすさについては実際に腰を掛けてみないとわからないと思いますので僕の感想で伝えさせて頂きます。
腰を掛けてみてまず感じるのは居心地の良さと抜群の安定感です。
緩やかなカーブの背もたれが優しく身体に寄り添い、控えめにも感じさせるアームは自然と肘の下に入り込んできます。
このフィット感はフレームだけではなく、座面の角度にも秘密があります。
後方に向かい傾斜を持たせることで、自然とリラックスした体勢を取らせてくれるんです。
後ろ脚が後方に伸びていた少し変わったシルエットは、荷重がかかることを想定していたんですね。
このチェアは重さ約4.5kgと比較的軽量ともいえる作りですが、安定感を感じさせてくれるのは人間工学に基づきながらも経済的なところだと思います。
個人的には背もたれと脚部を繋ぐ「貫」のデザインがお気に入り。
コンパス脚の椅子が1番好きだと過去に書かせて頂きましたが、こちらのデザインにも共通した魅力がありますよね?
デンマークの巨匠が残したすべてに優れた万能なチェアのご紹介でした。
現在は宮崎椅子製作所にて復刻されておりますが、チーク材の仕様はビンテージ品だけしか楽しむ事はできません。
探されている方も多いと思われますので、気になった方はお早めにご検討下さい。