old maison
Wood × Glass Cabinet
最近、ジブリのサウンドトラックのLPを数枚と、高田渡さんという70年代の日本のフォークシンガーのLPを購入して、浮かれ気分が続いています。
しかも、後者のLPは1973年初版のビンテージ品。
ジャケットにはシミや傷があるものの、レコード自体は綺麗で音も良く、前の持ち主が丁寧に大切に保管していたんだなと、聴きながらこちらまでホカホカした気持ちになります。
前者も後者も、その世界や時代を実際に経験していないはずなのに、どこか懐かしく、まるで自分もそこにいたかのような錯覚にさせてくれる音。そんな不思議な温度に、深く惹かれたりします。
そして、本日ご紹介するキャビネットも、そんな懐かしさのある温もりを感じさせてくれる一台です。
不思議な温もり


今回ご紹介させていただくのは、神奈川県にストアと工房を構え、1969年の創業から長く愛され続ける『オールドメゾン old maison』のガラスキャビネット。
アジアの古い家具を中心に、自社でのオリジナルプロダクトや、歴史と木の風合いを感じられる家具を展開するファニチャーブランド。
アジアの古家具といっても、インドやインドネシアなど、かつての植民地時代に作られた家具は、西洋のクラシカルなデザインがベースに。
そこに、現地の気候に合った素材や構造が取り入れられていることで、どこかオリエンタルでノスタルジックな空気を纏っています。


このキャビネットのデザインは、一見するとシンプルでスタンダードな形。
両開きで収納の隅までアクセスが良く、ガラス扉で仕舞った場所は一目瞭然。
棚や格子のある中央部とバランスをとり、全体に落ち着いた印象を与えています。
ずんぐりと太くて丸みのある脚部は、可愛らしいだけでなく、重心が低くなることで安定感もあり、実用性とデザイン性を兼ね備えた仕上がりになっています。



また、細部のディティールにも心惹かれるもの。
ガラス扉についた、可愛らしい真鍮の把手や、開き戸の上下に扉が勝手に開く事を防止する植物モチーフの金具が付けられていたり。
内部はホワイトに見えますが、実はよく見ると薄くペールピンクの塗装が施されており、ホワイトよりも柔らかく、あたたかな印象に仕上がっています。


収納は高さ固定の棚板が4枚。
文庫本や雑誌、食器や調理道具、調味料や保存食のストック、洋服やファッション小物など、暮らしのあらゆるアイテムにフィットします。
また、施錠用の金具も備えられているため、大切なコレクションの収納ケースとしても活躍してくれます。
横幅115cm、奥行50cm、高さ183cmと存在感抜群のサイズ感は、ご自宅でのご使用は勿論、店舗什器としてもオススメ。
経年によるペイントロスや傷はあるものの、構造的なダメージはなく、「これまで大切に使われてきた家具」であることが自然と伝わってきます。

ただの収納家具ではなく、誰かの時間と記憶をそっと内包した、不思議な温もりを宿す一台。
“時間”を纏った風合いが、どんな空間にもすっと馴染み、使うたびに物語が立ち上がるような感覚をもたらしてくれる。
そんなふうに感じさせてくれる、あたたかく心強い一台のご紹介でした。











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