Ølholm Møbelfabrik
dressing chest
確りと実直な造りと細やかな気配り、良質な素材感。
デンマークのビンテージが放つ特有の魅力と独特の佇まい。
本日ご紹介させて頂くのはデザイン、品質共に高い水準にあり現代でも高い評価を受けるデンマークビンテージの逸品。
拘りをもって作られた家具は長く使われることで完成時以上の深みを持つことになります。
“オルホルム モーベルファブリック Ølholm Møbelfabrik”よりドレッシングチェストを紹介させて頂きます。
老舗の手仕事
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1892年、デンマーク。
ニールス・オマンによって設立されたオルホルムは高いクオリティと完成度で知られる名工房でした。
そのクオリティに伴う素晴らしいデザインは高く評価されており、ビンテージアイテムにはコレクターもいる程。
今回入荷したドレッシングチェストもそのひとつです。
オルホルムとはデンマークにある小さな村の名前。
この村には実はもうひとつ工房がありました。
デンマークの高級家具工房として知られる“オマーン・ユン Omann Juns Møbelfabrik”。
今尚多くのファンを持つ名工房オマーン・ユンを設立したのはニールス・オマンの親族だったそう。
長い歴史の中で共同で家具の製造を行っていたこともありました。
両工房の技術とセンスは互いを高め合い高いクオリティと完成度の名作を多数輩出しています。
今回入荷したドレッシングチェストは恐らく1960年代前後に作られていたもの。
丸みを帯びた特有のフォルムを持つミラー。
丁寧な造りを見せるキャビネット。
そしてそれらを支えるコンパスレッグ。
これだけの要素を詰め込みながらもデンマークデザインらしいシンプルな美しさを強く感じさせます。
デンマークビンテージの魅力でもあるこの特有の深みはチーク材によるもの。
引き出された素材感は堅実な造りの証拠でもあります。
シンプルな造形の随所に光る丁寧な仕事。
魅力的なデザインに伴う造りの良さにオルホルムの技術力を感じさせます。
キャビネットの向かって左はフラップ式の扉収納。
コンパクトなルックスながら十分な容量を構えています。
右側には抽斗が2杯。
細かなものの収納にも適しており、デンマークらしい圧倒的な使い心地をみせます。
残念ながら1971年に閉鎖されたオルホルム。
これほどの名作はもう作られることはありません。
それでも他にない魅力を放ち続けるオルホルムのビンテージ。
工房は無くなれどこの確かな手仕事の痕跡は無くなることはありません。
本物のデンマークビンテージに触れて頂けます。