Evans Products Vintage Eames Molded Plywood Splint

本日は、ご存知ミッドセンチュリーを代表する巨匠デザイナー・C&Rイームズにより1943年にデザインされ、現在では芸術品として大変価値の高い希少レアアイテム、エヴァンス社『イームズ レッグスプリント』のご紹介♪

C&Rイームズ作品の中でも特に異色のレアアイテム

>>この商品の詳細を確認する Yチェアでもお馴染み、北欧家具の父ハンス・J・ウェグナーに「20世紀で最も偉大なデザイナー」と称されたイームズ夫妻。ご存知サイドシェルチェアやアームシェルチェア等、量産可能な歴史的名作椅子は世間一般でも有名ですが、レッグスプリントはデザイナーズチェアの歴史的ターニングポイントとなったイームズ作品の誕生、その原点とも呼べる幻の逸品です。 ニューヨークMoMA「オーガニックインテリアデザインコンペ」にてエーロ・サーリネンと共同で「三次元曲面を持つプライウッドの椅子」を出品し、2部門で優勝したチャールズ・イームズ。翌年、レイと結婚し西海岸に移り住み、プライウッド（成型合板）の成型技術を磨いていきました。同年勃発した第二次世界大戦においてその技術力は高く評価され、戦中負傷したアメリカ軍兵士の為に軽量な救急輸送用の脚の添え木（レッグスプリント）が大量受注されその精度はさらに磨かれる事になりました。 終戦までに大凡150,000体の受注生産があったと云われ、戦後、軽量且つ通気性に長けた実用重視の加工技術は、それまで実現出来なかったプライウッドチェアの製造を可能に。医療から椅子のデザインへと進化し、無垢材を切って製造してきたそれまでの木製椅子の概念を大きく変える事となります。1945年には代表作のひとつ「DCW」と「LCW」2つのプライウッド成形チェアを発表しました。それらは世界中の家具デザイナーへ多大な影響を与え、日本ではLCWをルーツに柳宗理のバタフライスツールが誕生したと云われています。 こちらは台座付きのレッグスプリント。現在では実使用ではなくコレクターズアイテムとして、保存また展示される目的で扱われておりますので、今回の様な自立出来る構造であれば、お部屋の一角にオブジェとして空間を演出する事が出来ます。 人体の複雑な曲面に沿う成形合板の添え木は実際に同作は実用のみならず、彫刻作品としての造形的な価値も評価され、現代美術の栄誉ある賞「ターナー賞」を受賞したイギリス人現代アーティスト" マーティン・ボイス / Marti Boyce "のインスタレーション作品『Phantom and Fall』mobileにも使われています。 LCWやDCM、またサイドシェルチェアやアームシェルチェア等のイームズ作品や、同時代のジョージネルソン他のミッドセンチュリーデザインのインテリアと合わせて。またアートコレクションとして。コレクターの注目を集める歴史的価値の高い逸品ですが、今回は入荷直後に完売してしまいました。同作品は高価買取対象商品になりますので、お見積りご希望の方は、是非一度「見積依頼メールフォーム」よりお問い合わせ下さいませ！