EVANS PRODUCTS COMPANY DCW 1st

オフィスチェアを代表する 「 アーロンチェア / Aeron Chairs 」 を始めとした " チャールズ&レイ・イームズ / Charles and Ray Eames " や " ジョージ・ネルソン / George Nelson " 等の著名なデザイナーを起用したプロダクトを数多く排出する1923年創業の老舗ファニチャーメーカー、" ハーマンミラー / Herman Miller " 社。 その数々のプロダクトの中で燦然と輝く、巨匠 " C&R.イームズ " が1945年にデザインした成型合板の名作ダイニングチェア ＝ 『 DCW（ Dining Chair Wood legs の略 ）』 が入荷致しました♪

モダンファニチャーの礎

>>この商品の詳細を確認する プライウッドによる三次元成型の試作を繰り返していたイームズ夫妻が幾度の研究の末、一体成型への拘りを捨てる事によって生まれた歴史的名作チェアの一つ。 前脚・後脚・背骨・背もたれ・座面 ＝ 5つのピースに分かれた成型合板をネジ止めとショックマウント （ ゴム製のパッド ） を用いた特殊な技法で接着させる事に成功し、強度のあるデザインが実現しました。 1946年に " ニューヨーク近代美術館 / MoMA " で開催された個展 「 チャールズ・イームズの新しい家具 」 で公開されるや否や瞬く間に注目を集め、米 『 タイム誌 / TIME 』 から 「 20世紀最高のデザイン （ ベストデザイン賞 ） 」 に選定されたミッドセンチュリー期を代表するアイコン的プロダクトでもあり、 「 優雅で、軽やかで、快適 」 とも評され、今尚不朽のスタイルを確立しています。 1945年に設計されたこのDCWは、1949年以降からはハーマンミラー社が生産・販売を担い、今尚根強い人気を見せる不動のロングセラー。 プロトタイプを含め、それよりも以前に同国 " エヴァンス・プロダクツ社 / EVANS PRODUCTS COMPANY " 製 （ 成型合板部門 ） が初期の3年間のみ製造を担っておりました。 同時期に発表されたラウンジチェアタイプ 『 LCW （ Lounge Chair Wood legs の略 ） 』 よりも、シートハイトが高めに設計されたダイニングチェアタイプ ＝ DCW。 LCW共に杢目の美しさを存分に楽しめる実に完成度の高いデザインです！ 身体のラインにフィットするように軽量ベニアシートに緩やかなカーブを持たせて成型する事によって、圧倒的な存在感と機能美で空間をセンスアップに導く飾っても絵になるチェア。 シートと背もたれのプライウッドは硬材の層を挟めた5層構造で脚部に取り付けられた天然ゴム製のショックマウントが衝撃を吸収してくれます。 現在はこのショックマウントも約70年もの歳月を経て硬質化する等、所々傷みが見受けられますが、ビンテージならではの風合いとしてお楽しみ頂ければ幸いです。 昨今リプロダクトやジェネリックと謳われるコピー製品が横行しているものの、勿論これを超えるものは存在せず、当時のゴールデンラベルも確りと現存しております。 日本国内は元より本国でも今後更なる入手困難が予想されるレアな1stのDCW... お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく！