MP Lafer coffee table
息子がトミカに熱狂中。お陰様で、最近はパッと見で車種が分かるようになりました。
私は全く車に興味がなく、光岡とかメガーヌとかの存在を最近知ったレベルです 笑
色々あるんですねぇほんと。新型が出るたびに少しづつ形が変わっていたり面白いもんです。
こうして奥深き車の世界に少し足を突っ込み始めた訳ですが、まさかこのMPレイファーが車も作っていたなんて…いやはや衝撃的でした( ͡° ͜ʖ ͡°)
という事で、本日は異色の家具メーカーMP Laferのローテーブルのご紹介です。
独特なデザインが魅力のブラジリアンミッドセンチュリー
>>この商品の詳細を確認するパーシヴァル・レイファー自身の名を冠したブラジルの家具メーカーMPレイファーは、大学卒業後に家業の家具メーカー、モーヴェイスレイファーを父から引き継いだところからスタートしました。
パーシヴァルはモーヴェイスレイファーを運営するにあたり、家具をはじめ、医療用品、電話ボックスのフード、ニューススタンド等あらゆるもののデザインを手掛けたそうな。
その中でも当時としては珍しい分解・運搬が可能な家具の数々は、当時無かった新たなノウハウを市場に生み出し、結果としてパーシヴァルがデザインした家具もどんどん輸出されるようになったそうです。
あのレベルの家具をフラットパックで送れちゃうんですから、当時は皆んなびっくりしたんじゃないでしょうか( ͡° ͜ʖ ͡°)
こうして成功を収め自身を付けたパーシヴァルは、社名をモーヴェイスレイファーから『MPレイファー』へ変更したようです。
そう考えると、“MP”はモーヴェウスとパーシヴァルって事になるんでしょうかね?なんかだか良い話ですね。
車のMPレイファー(MPラッフェル)を発表したのは、きっとこの後のことでしょう☺︎
こういった背景を知った上で見ると、さらにこのテーブルの魅力が増すのではないでしょうか。
この楔も分解し易くする為の工夫で、ただの装飾ではありません。
畳めば口の字のフレームと板、ガラスのみとなるシンプルな構造ながら、決して華奢ではなくずっしりとした安定感があります。
輸送コスト削減の為、効率を重視して生産されてはいるものの、現代のように素材を著しくケチる必要も無かった、豊かな時代の産物。
塗装が厚くはっきり杢目は見えませんが、厚い無垢のフレームはローズウッドかアフロモシアか…
シンプルな構造と熱帯の国ブラジルらしい大胆なフォルムにより、独特の空気を纏った一台です。
ブラジルの家具って前回入荷したラウンジチェアもそうでしたが、なんというかデザインに逞しさがあります。
どこの国とも似つかない、ユーモアなデザイン。
ブラジルのミッドセンチュリー期において、革新的な家具の生産に取組み重大な影響を及ぼした、パーシヴァル・レイファー。
お世辞にも有名デザイナーとはいえませんが、その功績やデザインの秀逸さは確かなものです。
他の国々に比べると著名なデザイナーが少ないイメージの南米。 50~60年代に続いた独裁的な軍政により、長らく不遇の時代を過ごしましたが、その豊かなデザインから近年注目を集めているのも確かです。 市場で多くは見かけないけど、見つけたら『おっ!』っとなる独特な雰囲気は唯一無二のもの。ひと味違ったミッドセンチュリーの空気をお楽しみ頂けます♪