エゴン・アイアーマン Egon Eiermann フォールディングチェア SE18 ビーチ材 折りたたみ ワイルドアンドスピース Wilde+Spieth ドイツビンテージ ~工業化が生んだ造形美~

UPDATE: STAFF:イリー
エゴン・アイアーマン Egon Eiermann フォールディングチェア SE18 ビーチ材 折りたたみ ワイルドアンドスピース Wilde+Spieth ドイツビンテージ ~工業化が生んだ造形美~

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Egon Eiermann SE18 Folding Chair

バウハウスを例に挙げるまでもなく、シンプルな造形に機能性を持たせたデザインが多いドイツの家具。大量生産可能な仕組みと、モノとしての美しさを両立させる手腕はドイツのお家芸とも言えそうです。 本日は、世界的ムーブメントとなったミッドセンチュリー期に生まれた隠れた名作をご紹介します。 当時の最新技術と機能美の追求との結晶をぜひご覧ください。

工業化が生んだ造形美

>>この商品の詳細を確認する 建築家、家具デザイナーとして活躍した“エゴン・アイアーマン Egon Eiermann”。 国内ではどちらかというとマイナーな存在ですが、本国では国会議事堂や大使館の建築といった大事業を手掛けている超重要人物。戦後のドイツデザインを牽引し、ドイツのイームズとも称されるほど高い評価を受けています。 今回入荷したのは、1952~53年にデザインした『SE18 フォールディングチェア』です。 教会など多くの人が集まる場所での使用を想定して、折り畳みの機構が採用されたチェアとなります。フォールディングチェアの起源がいつ、どこからなのかは分かりませんが、構造的に近年のものにも影響を与えているのではないでしょうか。 ミッドセンチュリーと言えば、技術革新により全く新しいデザインアプローチが可能になった時代。 その代表的素材がSE18にも採用されているプライウッドです。薄くスライスした板を重ねて圧着し、熱を加えて曲げることで、剛性を保ちつつ、従来では難しかった曲線を表現することが可能になりました。 プライウッドの特性を十二分に引き出したデザインが光ります。 座面のカーブがとても丁寧に整えられていて、70年も前のプロダクトというのが信じられないほど。背もたれも横方向だけでなく、縦にもカーブが設けてある立体的な造形で見入ってしまいます。 これらのカーブは当然ただ見た目を良くするだけのものではなく、人がストレスなく使うため。長時間座ることもあれば、のけぞるように深く腰掛けることもある椅子だからこそ、身体にフィットする工夫を詰め込んだSE18が、ドイツ国内で広く選ばれていたのでしょうね。 ペイントされたモデルや、背もたれにハンドルが設けられたもの、木材の種類が異なるものなど、多彩なバリエーションがあったようですが、こちらはビーチ材のプレーンな個体となります。どことなく北欧風の雰囲気で、様々なテイストに合わせやすいと思います。 インプションでは初入荷のSE18フォールディングチェア。また良いものを知ることが出来ました。

エゴン・アイアーマン Egon Eiermann フォールディングチェア SE18 ビーチ材 折りたたみ ワイルドアンドスピース Wilde+Spieth ドイツビンテージ ~工業化が生んだ造形美~

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