EKORNES Stressless

Metro Reclining Chair & Ottoman

先日の月はとてもきれいでしたね。 高い空に足が速い低い雲と、ゆっくりとたなびく筋雲が月明りで照らされてどこかファンタジーな雰囲気でした。 強い光がどこかプリズムめいた7色に見えて、今ほど灯りが多くなかった昔の頃には、もっと印象的なイベントだったのだろうと考えていました。 それはさておき時間が過ぎるとともに空気は冷え、二の腕が出ていると寒さに震えそうな時節になって参りました。 羽織を一枚引っ掛けても、帰った頃には温かなお茶が欲しくなりますよね。 お部屋にそんな温もりの時間欲しい方に、オススメなチェアが入荷致しました。

寒い国からやってきた

>>この商品の詳細を確認する 今回のご紹介はリクライニングチェア。 現代の方からすると自堕落なほどに（失礼）くつろぐ椅子というのはこのタイプではないでしょうか。 シートが後方に倒れる事でよりリラックスした姿勢に導いてくれるので、普段が緊張の連続だという方にはもってこい。 強張った身体をほぐすためには最適な1脚とも言えます。 今回の椅子は、日本でも高い知名度を誇るエコーネス社によって製造されています。 エコーネス（EKORNESS）社は1934年に創業した歴史ある企業。 現在も創業地のシッキルヴェンにて一貫した製造を続けています。 ノルウェーは南米のチリのように南北に細長い国なのですが、南は首都オスロから北はスバールバル諸島（島もあります）まで多くが海に面した国。 冬になれば寒波とともに氷河を眺める国では、心地よく過ごすための良い家具は常に必要とされていたのですね。 （ちなみにシッキルヴェンはノルウェーの形をおたまじゃくしとした場合、そのおひれの付け根あたりにあります。） 北欧の家具と聞くと木を使った家具を連想しますがこちらは金属のフレームが印象的。 流麗でどこか近未来的な雰囲気を感じるのはカドめいていない、滑らかにデザインされたカーブのため。 また強度が必要とされるベースや、アームの裏側といった使用時に手を触れない所で巧みに用いる事で、モダンらしさを感じつつも冷徹過ぎないバランスになっています。 そして機能。まずはメインのリクライニングは言うまでもなく上質。フレームの上をノブがシームレスに動く事で気持ちの良い滑らかさを感じて頂けます。 左右に配置されているノブはひねる事でリクライニングの硬さを調節出来ます。お気に入りの場所で固定するもよし、変わる姿勢に沿うように柔らかめにしたりと自由自在です。 ハイバックならではのヘッドレスト。深くシートを倒すと連動してヘッドレストが持ち上がり、首から上をサポートするようになっています。 首を迎え入れてくれるように動くので、、なんと言いますか、もてなされている感が悪くないですね（笑） そしてその状態でヘッドレストを身体側に一度持ち上げるとフラットになり、横になりたい時やより水平にしたい時に丁度良く調整できます（リクライニングを解除するとヘッドも元に戻ります）。 この角度だと、体重の分散が変わるのか首が通常から後ろへ「カクっ」と一段階さらに倒れ込みますので、個人的な感覚ではありますがマッサージ施術の時のような「強制的にリラックスする姿勢」に移行しているような感覚を得られます。 ヘッドレストにあるクッションピローは高さの調節が簡単にでき、今回同時入荷したオットマンは座面下のレバーの操作で角度も変更可能です。 お好みに合わせて手前に角度を付けて足裏とフィットさせるも良し、奥側に角度を付けて足首を預けるも良しです。 脚の高さが水平に揃う事で、普段と比べて身体への負荷を減らす事が可能なのはオットマンならでは。 細かなパーソナライズも可能な、長年の実績を活かしたデザインチェアは現代の生活においても役立ってくれると思います。 エコーネスは設立から80年以上を数え、「ストレスレス」というブランドは1971年から50年を超えるロングセラーなものとなりました。 世界50カ国で販売され、1000万台を出荷した揺るがない実績。 創業者であるイェンス・E・エコーネスが、テレビを眺めながら一日の疲れを癒せる1脚として創り出したリクライニングチェアは、Yチェア等と同様に立体商標として登録される程の実力を秘めています。 ウッドフレームのアイテムは比較的よく見かけますが、見て「カッコイイ」佇まいなメトロシリーズは中々入荷がございません。 ポップなカラーのレザーは目に楽しく、ひんやりとした触り心地は時間が経てば人肌に気持ち良く馴染んできます。 温もりも楽しむ事の出来る、そんな素敵な1脚。あなたのお部屋にいかがでしょうか。