Ethan Allen
Console Desk
皆さんはアメリカ家具といえば何を思い浮かべるでしょうか。
例えばチャールズ&レイ・イームズに代表されるミッドセンチュリーデザインやフランク・ロイド・ライトが手掛けたモダンデザイン、あるいは工業大国らしさを感じさせるインダストリアルデザインなど人それぞれと思います。
古くは17世紀から入植者が移り住み、ヨーロッパ諸国の様式を再現したコロニアル(植民地)様式が広く親しまれていた米国の家具史。
本日はそんな同国の原風景ともいえるアンティークスタイルを再現した家具のご紹介です。
アメリカの歴史に想いを馳せて
1932年に設立された家具メーカー「イーセンアーレン Ethan Allen」は設立当初よりアメリカの伝統的な様式を取り入れた家具を手掛け、"ドレクセル・ヘリテイジ DREXEL HERITAGE"や"トーマスビル Thomasville"といった同国のブランドと並んで高い人気を誇ります。
こちらは同社のデザインスタイルが色濃く反映されたコンソールテーブル。
艶やかな木肌に真鍮の把手が合わせられているほか、幕板や脚に彫刻をあしらうなど気品あふれるアンティークな風合いの一台です。
クラシカルなシルエットの天板の下には3杯の抽斗を備えており、それぞれのサイズに合わせて書類や文房具などの小物を収納できます。
また、天板には本やリモコンなどの散らかりがちなアイテムを置いておく使い方ができるほか、フラワーベースやデスクランプをレイアウトすることでインテリア空間を彩るアクセントとしてもお使いいただけます。
脚は曲線的な造形が優美なカブリオールレッグ、アンティークスタイルならではのディティールを木工職人の確かな技術で再現しており、90年以上にわたって伝統的なデザインと向き合ってきたことが見てとれます。
脚の根元にあしらわれた彫刻は貝殻をモチーフとしたもので、古代ローマ時代から伝わる伝統的な意匠なんだそう。
こうしたアンティークならではのディティールは、深みのある木肌と古典的なシルエットで落ち着いた印象のテーブルに華やかさをプラスしています。
横幅は約146cmとワイドなものの、スリムな奥行に加えて天板までの高さを68cmに抑えたことで圧迫感を感じさせない造り。
また、すらりと伸びた脚は滑らかな造形も相まって風通しの良い軽やかなデザインに仕上げられています。
スマートなサイズ感で日本の住環境にも取り入れやすいスケールのコンソールテーブルは、リビングや寝室など様々なインテリアシーンのアクセントとして活躍してくれる一台です。
気品のあるクラシカルなデザインをイーセンアーレンの深い造詣から再現したコンソールテーブル。
様々なシチュエーションに合わせていただける絶妙なサイズ感で、初めてのアンティークデザイン家具としてもおすすめの一台です。