INTER DECOR
VENTO DiningTable

4月も半ば、相変わらずころころと変化する天気についていけない日々ですが、日中は日が差してかなり暖かい日が増えてきました。

気温が高くなってくると冷えた飲み物や食べ物、見た目にも涼しい素材感の物が欲しくなってくるのは私だけでしょうか。

本日は“インターデコール INTER DECOR”(現カッシーナイクスシー Cassina ixc.)より、これからの季節におすすめしたい涼し気なガラス天板のダイニングテーブルをご紹介させて頂きます。

やさしい透明感

17世紀イタリア、教会の木製チェアの製造や豪華客船の内装から始まり、1927年にチェーザレ・カッシーナとウンベルト・カッシーナによって設立された“カッシーナ Cassina”社。

製品の多くがMoMAのパーマネントコレクションに選ばれており、300年以上の長い歴史の中で培われてきた技術力と個性豊かなスタイルで、イタリアンモダン家具をリードしています。

“インターデコール INTER DECOR”(現カッシーナイクスシー Cassina ixc.)は、同社の日本総代理店としてセレクト＆オリジナルブランドを取り扱い、世界各地より選び抜かれたデザイナーズアイテムや自社製品の開発により、世界のインテリアファンからも高い評価を受けています。

今回ご紹介させていただくのはインターデコール時代に発売された"ヴェント VENTO"シリーズのダイニングテーブル。

デザインを手掛けたのは、日本のインテリアデザイナーの“植木莞爾 Ueki Kanji”。

ミラノのリナシェンテ・デパートデザイン室、アルド・ヤコベル建築設計事務所を経て、1975年に自身のデザイン事務所“カザッポアンドアソシエイツ”を設立。

建築からインテリア、プロダクトデザインなど数多くの作品を生み出し、日本人で初めてニューヨーク近代美術館のインテリアデザインを手掛ける他、スティーブ・ジョブスがApple Store1号店をデザインするに当たって、最終段階で関わったことで知られています。

イタリア語で「風」を意味し、名前通り風通しの良さそうな軽やかさをイメージさせる"ヴェント VENTO"シリーズ。

ミニマルな雰囲気を持ち、直線だけで構成されたシンプルなレッグデザインはまさにモダンと言えるデザイン。

脚部にはきめ細かい木肌が美しいビーチ材を使用しており、ガラス素材が放つ人工素材の冷たさを和らげ温かみのある雰囲気足しています。

思いっきりミニマルモダンに寄るのも良いですが、やはりダイニングテーブルとして使用するのであれば優しい雰囲気もプラスしたいところです。

透明感のあるガラス天板から覗くレッグフレームは、脚部のデザインがより際立って見えるだけでなく、ビーチ材の柔らかい色味も相まって、圧迫感の無い軽やかで涼し気な印象です。

また、脚部に乗っかっているだけのガラス天板ですが、大きさに加えてしっかりとした厚みもあるため、簡単にズレたりすることは無さそう。

天板は、幅180cm×奥行88cmと広々と使えるサイズ感で4人だとゆったり、6～8人だとピッタリお使い頂けます。

座る位置を限定せず人数に応じて椅子を足すこともできるため家族や友人、オフィスや店舗什器としても活躍出来そう。

インダストリアルスタイル・ミッドセンチュリースタイルとも相性が良く、和モダンなスタイルにも合わせやすいデザインはテーブルだけで空間にアクセントを与えてくれます。

様々な角度からデザインの奥深さを味わえる“インターデコール”の“ヴェント VENTO”ダイニングテーブル。

一息つきながら、食事をしながら、談笑しながら、植木莞爾が生み出した立体的な構造美を楽しんでみてはいかがでしょうか。