Bharuch
Prayer Rug
ペルシャ絨毯を例に挙げるまでも無く、とっても奥深い民族調絨毯の世界。
作られた地域の風土や歴史、宗教的価値観が反映された絨毯は、実に様々な色使いや模様が存在します。
今回は久々に入荷したバルーチ族の絨毯のご紹介です。
祈りのためのアイテム
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バルーチ(Bharuch)族は、イランとパキスタン、アフガニスタンの3か国に跨る広い地域を拠点とする遊牧民。
グーグルマップで見るとかなり広大なエリアであることが分かります。

オアシスに近いエリアや交易が盛んな都市で織られた絨毯には、鮮やかなブルーやグリーン、絢爛な模様が見られますが、こちらはワインレッドとオフホワイトが基調の渋いカラーリング。
明暗はハッキリしているので、全面に渡って織り込まれた幾何学模様が印象的に映ります。

乾燥地域で生活することが多いためか、バルーチ族の作る絨毯は、色数の少ない落ち着いたトーンであることが多いようです。
よく見るとグリーンがぽつぽつと確認できますが、植物を表しているのでしょうか。

バルーチ族の絨毯の特徴として、建物のようにも見える、凸型に縁取られた模様がございます。
この模様を持つものは通称プレイヤーラグと呼ばれる祈祷用のもの。
凸の字の先を祈るべき聖地に向けて使うという、非常に興味深い一品なのです。

とは言え宗教観が強く感じられるデザインということは無いので、さらっとお部屋に取り入れて頂けるかと思います。
どうせだったら、故郷や憧れの地に向けて、こっそりとリスペクトを表明してみるのも良いかもしれません。

日本の住環境にも合うダークトーン。これだけ落ち着いた色味なら和室にも自然に溶け込んでくれそうです。
絨毯は踏むことで光沢や味が出てきて、一点モノに育てていく楽しみがございます。
現状では若干の色ムラこそあるものの、これから育てていく余地は充分。サイズも大きすぎず小さすぎずで大変お勧めの一枚となります。
