IDEE
LAMPADAIRE 1 LUMIERE
フランスを代表するデザイナー”セルジュ・ムーユ”による”ランパデール アン ルミエール フロアライト”。
1950年代の発表以降、時代の変化によって価値を失いそうになっているところをイデーに再評価され、復刻し、当社を代表するアイテムになりました。
本日はそんな背景のあるライトのご紹介です。
自然の形
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セルジュ・ムーユは1992年、フランス出身のデザイナー。
パリの美術学校に入学し、その後、同校の教師でもあったガブリエル・ルネ・ラクロアの元で金属加工と銀細工を学びました。
1953年に照明器具のデザインを手掛けたことにより、ジャンプルーヴェやシャルロットペリアンらと共に、1950~60年代のフランスのモダンデザインを代表するデザイナーとなりました。
彼は子供の頃、休日を祖父母の農園で過ごしていたことあり、とても自然が好きだったそう。
パリの植物園に通い詰めては動物や植物の絵を描く事に没頭していました。その熱量は相当なもので、植物の仕組みや動物の骨格等の細かい所にまで興味を示していました。
そんな彼のデザインには自然の中の美しさを取り入れたデザインが多く見られます。
こちらのランパデール アン ルミエールは3灯タイプの”ランパデール トワ ルミエーレ”をより、気軽に部屋に取り入れられように改良されたモデルです。
3灯タイプのものは昆虫をイメージして造れられたそうですが、こちらはほっそりとした繊細なシルエットで植物の様なニュアンス。
”葦”の様とも表現されていました。
シェードのてっぺんの出っ張りはどんぐりの笠の様に見えます。電球を取り付ける為のデザインですが、このランプの特徴となるデザインです。
脚部とシェードの接合部分は昆虫の関節の様。ボールジョイントと呼ばれるパーツで、360度自由に動かす事が出来ます。また、ボールジョイント部分にだけ、真鍮が使用されており、ちょっとしたアクセントになっています。
シュード部分が大きく、脚部はほっそりとしている不安定に見える形ですが、しっかりと安定しています。
角度の付い三本の脚が上手く重さを分散しており、脚先の丸まったデザインも工夫の一つ。
無機物で作った生き物の様なデザインは、自然をよく観察していたセルジュ・ムーユならでは。
ひっそりと暖かく、お部屋を照らしてくれます。
寝室用や読書灯等、様々なシーンでお使い頂けます。ぜひ