イデー IDEE センタチェア SENTA CHAIR ダイニングチェア メープル材 植木莞爾 受注生産品 ~部屋の中心でなくていい~

UPDATE: STAFF:ツバサ
イデー IDEE センタチェア SENTA CHAIR ダイニングチェア メープル材 植木莞爾 受注生産品 ~部屋の中心でなくていい~

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IDEE
SENTA CHAIR

10月に入ってもTシャツで過ごせる日があったかと思えば、今日は20度を下回るような雨の日。でも明日の最高気温は26度。体調を崩しに来ているようにしか思えないですね。その中間ぐらいの心地良い日が続いてくれれば良いのですが・・・皆様お身体にはどうぞお気をつけください。

今回は、気にしないでいられるというそんな「中間」の良さが光る椅子のご紹介です。

部屋の中心でなくていい

1982年、日本よりスタートした家具ブランドIDEE。同社が掲げるプロジェクト「ライフインアート」など、クリエーションに共感するアーティストたちと様々な形で日々の暮らしにアートを提案しています。

そのうちの1人、イタリアで5年間の修業を積んだ経歴をもつインテリアデザイナー植木莞爾。2004年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)のインテリアデザインを行い、日本を代表するデザイナーとして知られています。

今回は同氏のゆかりの地イタリアの言葉である"SENTA"が名に着いたと思われるダイニングチェア。意味は相手に話しかける際の「あの・すみません」らしいのですが、どういう意図をもって名付けたのでしょうか。

呼び掛ける言葉のようにかしこまらず使ってほしいという願いを込めたのか、それともスッと手に取りスッと使えるアクセス性の良さになぞらえたのか・・・。

はっきりしないところは、逆に想像を膨らませてくれますね。

イデーとの協働には人気のDIVANCO(ディアヴァンコ)シリーズなどがありますが、空間に輪郭を作り出すフォルムは共通しています。

使われている木材は上質なメープル材。滑らかな手触りと、明るく清潔感のある白木らしい色味が魅力です。装飾を抑えたシンプルなデザインだからこそ、素材そのものの美しさが際立ちます。

適度な弾力を持つ浅めのシート。フカフカなタイプではなく、腰かける際に自分の骨の固さを感じない程の「必要十分」なタイプ。

クッション性が高すぎると、腰を上げる時に「よっこいしょ」と踏ん張らないといけない側面が少なからずありますが、このクッション性ならスッと立ちあがれます。立ち座りが多い方には嬉しいポイントなのではないでしょうか。

贅肉のように無駄に木を使わず、削ぎ落とされたフォルム。その恩恵もあって重量は4.15kg(公式HPより)。軽量な椅子としても比較に挙がるセブンチェアが約4kgとされているので、セブンチェアを触ったことのある方なら取り回しの良さをよく感じて頂けると思います。

メリハリがついたデザインでありながら強く主張しすぎる事は無く、ラグジュアリーモダンやデジタルなお部屋に馴染むカッコよさを持ちつつも、素材による温もりを与えてくれる。

昨今インテリアのメインストリームの一つになっているミニマルという概念がありますが、これはあれこれと全てに贅を掛け過ぎている事へのカウンターのようにも感じられます。

一つの事にエネルギーを注ぎこみ過ぎない事は、使う人や目にする人に強迫感を与えません。無理をせず、人にも優しく、空間に馴染む。センタチェアは、建築家として使われる空間との関わりへの深い洞察が感じられる、静かな名作です。

イタリアの60年代のデザインが好きだと公言する植木莞爾氏。そういえばジオ・ポンティによるスーパーレジェーラに共通するシルエットが感じられますね。キャリアを積んだ国への尊敬が形となったセンタチェアは今回2脚が入荷しています。

同氏が作るシンプルで機能的なプロダクトは時代に流されず、様々な空間に馴染みます。



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