iittala
Birds by Oiva Toikka
グラスやカトラリーと違い用途を必要としないオブジェや作品。
しかしそれらは時に空気を変える程の能力を発揮します。
素材そのものの美しさや作り手のセンス。
満ち溢れる想像力。
自由度の高いオブジェにこそ、ものづくりへの拘りや癖が出るのではないでしょうか。
本日紹介させて頂くのは無限の創造力が生み出した「小さな命の奇跡」とも称される名作です。
ガラスに吹き込まれる表情
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今回ご紹介させて頂くのはフィンランドのデザインブランド“iittala イッタラ”の「Birds by Oiva Toikka」。
その名の通り鳥がモチーフとなったガラスアイテムです。
デザインを手掛けたのはフィンランドのガラスデザイナー、オイバ・トイッカ。
フィンランドの偉大なガラスデザイナーのひとりとして知られています。
オイバのデザインは想像力に富み、味わい深く大胆でフィンランドデザインの主流からは外れているものが殆ど。
そんな素晴らしい作品群の中でもイッタラのためにデザインしたシリーズ、バード バイ トイッカはアーティストとしての際限ない想像力が生み出した名作です。
イッタラバードの名で親しまれているバード バイ トイッカ。
可愛らしいフォルムやガラスの美しい素材感、そして一体ずつ異なる表情が魅力のシリーズです。
生産は全て手作業。
マウスブロウによるふくらみの違いや気泡の入り具合は個性となり鳥たちに命を吹き込みます。
絶妙に異なる顔立ちや体型はまさに自由その物。
今回入荷したのは子フクロウ「オウレット / Owlet」と「シエッポ / Sieppo」。
そして「ウグラエッグ Ugla Egg」の3点。
オウレットのシリーズは他のバードと異なり目が描かれている為表情豊か。
模様は製作途中の環境などにより色が変わるそうですがこちらははっきりとしたゴールドが美しい逸品です。
シエッポは2015年のSCOPE限定アイテム。
イエロー×アメジストのカラーリングが爽やかなバードらしい一羽です。
背面には126/1000のシリアルナンバーの刻印がございます。
所々に職人の息吹を感じさせるディティールもシエッポの魅力。
シンプルなフォルムだからこそ味わい深い逸品です。
エッグはベージュにホワイトの斑点が所々入ったもの。
ガラスならではの質感と透け感が美しく見る角度を変える事で様々な表情を楽しむことができます。
この卵が孵化するとバードになるのでしょうか。
見ているこちらも想像力を掻き立てられます。
今回ご紹介させて頂いたのは全て比較的小さめ。
故に飾る場所を選ばないので好みの場所に飾っていただけます。
窓際等光が差す場所にディスプレイするとより魅力が際立ちそうです。
アートピースや一点ものというと敷居が高く感じてしまいます。
アート作品は高価で、スペースを要するイメージがある為か一般に馴染みのないのも事実です。
元々、高価なアートピースに対抗し手数少なくスピーディーに作れ、値段も手ごろで多くの人々に手にしてもらおうと生み出されたのがシエッポでした。
ものが生まれるまでのそれまでと、アーティストの想像力、そして職人の技術。
その全てを手のひらの上で感じて頂けます。
命を持つガラスの紹介でした。
iittala Sieppo
iittala Ugla Egg
iittala Owlet