アーコール Ercol ロッキングチェア フープバック エルム材 ブルーラベル 1950年代 UKビンテージ 英国 ~不便になって取り戻すもの~

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アーコール Ercol ロッキングチェア フープバック エルム材 ブルーラベル 1950年代 UKビンテージ 英国 ~不便になって取り戻すもの~

アーコール Ercol ロッキングチェア フープバック エルム材 ブルーラベル 1950年代 UKビンテージ 英国 ~不便になって取り戻すもの~

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Ercol
hoop back Rocker

朝晩が、身体に応える寒さとなって参りました。

着る服も風を防ぐだけではなく温かさを保つウールのもの、寝具に加えて暖房機器も活躍し始める頃合いでしょうか。身体が慣れるまでが体調を崩しやすいもの、どうぞ皆様お気をつけください。

過ごす時間が年々積み重なるにしたがって、意識をしていないと2~3か月だってあっという間。

人生のトピックスというものがあればそれは特別なものになるでしょう。でも、毎日の瞬間を大切にしたいのならば、普段の動作をちょっと変えてみる、なんて事もアリかも知れません。

今回のご紹介はそんな1脚です。

 

盗んでしまったもの

アーコール。インテリアがお好きな方ならご存知の方も多い事でしょう。

イギリスは家具の一大生産地ハイウィッカムに拠点を構え、1920年の創業から今でも美しい家具を作り続けるファニチャーブランドです。

イタリア系の移民でもあったルシアン・アーコラーニがデザインした家具たちは、それまでの伝統的なイギリスの家具を一段とモダンなものへ進歩させたものでした。

 

しっかりとした強度を持ちながらも見通しの良いスポークを背もたれに持ち、座面は上部な板を用いながらも心地が良い様座面を削る。

イギリスの「用の美」とでも言うような時代に磨かれたディティールはそのままに、丸みを帯び、スタイリッシュに。

デザインという言葉が当たり前になった今でも古びない姿が、工場で何千脚も作られていたのですから驚きです。

今回はスポークを包むフープが特徴的な1脚。

アーコールのロッキングチェアにはファーザーズやマザーズ、クエーカー、ゴールドスミスと様々な種類が存在しますが今回はあまり見かけない組み合わせです。

背もたれの付け根を見ると、ラベルと刻印が。

ラベルはブルーラベルと呼ばれる1954年~1970年代頃のもの。そして刻印には「CC41」とあり、戦時下限られた物資で製造していた時期を象徴する物。これが1941年~1951年頃を示しているようです。

座面は静止した状態で約39.5センチ。立ち上がろうと前へ体重をかければもっと低くなるので、小柄な方も安心して使える、脚まわりがゆったりとしたロッキングチェア。

これは好みの部分にもなりますが、たっぷりとしたサイズで肩回りから頭部までサポート出来る「ボストンロッカー」とは対照的な1脚。

感触的には肩甲骨下くらいまでの掛け具合ですが、しっかりと前後に揺れる心地よさはしっかりと味わえる流石の造りです。

ダイニングチェアはしっかりと身体を支え食事や作業までこなす「静止」の1脚。

ロッキングチェアはその止めた動作を揺り戻す事で、気にしなくなってしまった時間を意識の中に戻してくれます。

ミヒャエル・エンデの「モモ」のように、とは言いませんが、便利過ぎるところから一歩戻って手に入る大切なもの、是非この1脚で感じてみてはいかがでしょうか。

 

 


アーコール Ercol ロッキングチェア フープバック エルム材 ブルーラベル 1950年代 UKビンテージ 英国 ~不便になって取り戻すもの~

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