Ercol
Hoopback Armchair
英国の家具というと、どっしりと重厚で、華やかな装飾が彫られた「高嶺の花」というイメージがありますよね。
さらにビンテージのものとなると、価格的にもなかなか敷居が高く、自分の部屋には合わないかもと、家具選びの候補から外したりしてませんか?
ん~もったいない!
憧れの英国ビンテージ、ぜんぜん手が届きます。
アーコールで始めるビンテージ家具との暮らし
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“アーコール Ercol”はロンドンの北西にある都市ハイウィカムで、1920年に創業した老舗ブランド。
もともと農家や庶民用の椅子の製造で栄えていた町だけあって、アーコールの家具にも気取らない普段使いの雰囲気が感じられます。
創業者のルシアン・アーコラーニは、高温の水蒸気で無垢材を曲げる技術と、それを用いた大量生産の方法を確立。
現代の家具作りの基礎を築いた、と言っても過言ではない重要人物だったりします。
こちらの背もたれも、継ぎ目の無い一本の木材なのです。改めてみるとすごいですよね。どうやって思いついたんだろう。
アーコールの椅子で注目して頂きたいのが、このエルムという木材。うねうねと躍動感ある太い導管が特徴です。
ほかのブランドではあまり使われない木材ため、パッと見でアーコールの椅子だと分かる個性となっています。
ちなみに近年のモデルではエルム材からアッシュ材に変更されております。どっちが良いというものでもありませんが、個人的にはやっぱりエルムがアーコールらしくて好きです。
今回入荷したのはすっきりとしたフレームのフープバックチェア。伝統的なスタイルでありながら、普段使いの道具といった佇まいですね。
庶民の生活のための椅子なので華美な装飾性はありませんが、滑らかなアームのカーブなど、そこかしこに気取らない造形美が感じられます。
華奢なシルエットですが高い耐久性も魅力です。
こちらは1960年代頃の個体と思われますが、特段の不具合は無く、大切に使われ続けてきたのが窺えます。
価格も比較的手ごろでお迎えしやすいというのもポイント。とは言え、家具に限らずビンテージものは値上がりする一方ですので、お早めに入手して頂くのがいいかと思います。
一般家庭のためのシンプルな椅子。
歴史ある英国家具の中でもグッと身近に感じられるアーコールのチェアで、ビンテージ家具のある暮らしを始めてみませんか?