Ercol
Bow back dining chair
中古市場でしか手に入らない人気のイギリスのビンテージチェアをご紹介します。
1番シンプルなデザインのアーコールとも称され、割とレアな1脚でもあります。
その中でも希少な仕様の一脚ですのでお見逃しなく!
100年を超えてもなお愛され続けるアーコールのチェア
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イギリスの老舗家具メーカー" アーコール / Ercol "の『ファンバックチェア』です。
このチェアにはたくさんの呼び名があります。
ファンバックチェア、ボウバックチェア、コームバックチェアなど。。
どれも背もたれのかたちに由来しています。
「ファン(扇)」=背もたれの合計5本のスピンドルが扇を広げたようなかたち
「ボウ(弓)」=丸みをもたせた背もたれが上から見ると弓を引いたような曲線を描いている
「コーム(櫛)」=背もたれの合計5本のスピンドルが櫛に似ている
これだけたくさんの呼び名があるチェアは珍しいのできっと老若男女を問わず多くの人々に愛されているのだろう、そう感じます。
また、面白いのは同じファンバックの中でもスポークの本数に違いがあり、こちらは最も希少な3本タイプ。
※理由は不明ですが両端のスポークは数に入れないとのこと。他には4本と5本の仕様があるようです。
長い時間座っていても疲れにくい、とても基本的ですが大切なことでもあります。
アーコールのチェアは程良い座繰りをつけてくれることで板座でありながらそれを叶えてくれています。
他のアーコールのチェアと比べると座面に厚みを持たせているのも特徴で、優しく温かい表情はやはり特別です。
床に向かいテーパードしながら外側に広がっていくシルエットは上品さを感じさせます。
外側に開いた脚部が安定感を生み出し、心地良く過ごさせてくれる秘訣なのかもしれません。
誕生してから半世紀張っているであろうチェアの長く支え続けていた脚部は今でも健在です。
最後になりましたが同社の略歴を紹介させていただきます。
アーコール / ercol社は1920年にイタリア人家具デザイナー "ルシアン・アーコラー二" 氏によって設立。
今年2021年は、次の100年への1年目にあたります。
アーコラーニ氏はスチームで湾曲させるウィンザーチェアの製造技術を完成させたほか、ニレ材を自由自在に変形させる事も実現しました。
この2つのことは当時では大変革新的なことでした。
同氏はイギリスの伝統的なウィンザー様式の家具を製造する傍ら、その伝統を打ち破り新たなウィンザーのデザインと普遍的なモダンデザインに挑戦し続けました。
現在はアーコール社は彼の家族らによって経営されています。
創業から100年を超えてもなお愛され続けるアーコールのチェア。
実際に触って、座ってみるとその魅力の虜になってしまいます。
アーコラー二氏の生み出した普遍的なデザインの数々が現代の私たちをも魅了してやまないのでしょうね。
imptionでは初の入荷となる3本タイプのボウバックチェアを紹介させていただきました。
中々市場に出回ることはないアイテムですのでこの機会をお見逃しないようお願いいたします。