アーコール Ercol ドロップリーフテーブル バタフライテーブル ダイニングテーブル オーバル W64.5/92/124.5cm エルム×ビーチ材 UKビンテージ 英国家具 ~指先に届く悠久の流れ~

UPDATE: STAFF:よしお
アーコール Ercol ドロップリーフテーブル バタフライテーブル ダイニングテーブル オーバル W64.5/92/124.5cm エルム×ビーチ材 UKビンテージ 英国家具 ~指先に届く悠久の流れ~

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Ercol

Drop leaf table

本日は、木の肌触りを残したナチュラルな質感と目に心地良い曲線フォルムが、穏やかな食卓空間を演出してくれる、イギリス・アーコール社『 エルム材 ドロップリーフテーブル 』のご紹介♪

指先に届く悠久の流れ

家具デザイナー” ルシアン・アーコラーニ / Lucian R. Ercolani “により1920年創業し、現在でも彼のファミリーにより経営されている『 アーコール / Ercol 』。インプションでも度々登場する英国の老舗家具メーカーですが、同社で使われるエルム材をご存知でしょうか?

ヨーロッパでは街路樹や公園で見られる親しみ深い木材で、明瞭で美しい木目が印象的です。エルム材は世界の街路樹の中では、プラタナス、マロニエ、リンデンバウムと並び、「世界四大街路樹」と云われているそうです。イギリスではエルムの木が多く自生していましたが、1970年代に「ニレ立ち枯れ病」という植物の病気が蔓延し、その大部分が死滅。英国のエルムはとても少なくなっています。今ではアメリカまたはカナダが主要産地となっているようです。

日本ではあまり聞き馴染みのない「エルム」ですが、日本では「楡(ニレ)」を指します。樹皮を剥がすと樹液でぬるぬるしていて、和紙をすく時の糊として古来より使われていた為、実は日本でも馴染みのある木。方言の「ネリ、ネレ」から由来して「ニレ」になったと云われています。

エルム無垢材を繋ぎ合わせた天板は、エッジをアールに削り取る事で柔らかな印象が強調され、思わず手で撫でてしまう心地良い木肌に心が和みます。量産の為には直線にカットした方が勿論効率は良いですが、天板自体も緩やかな曲線を描き、ダイニングをより温かみのある空間を生み出します。

また全体的に丸みを帯びた天板とは対象的に、ビーチ材が使用された脚部は四角く先細りのつくり。ハの字にひろがりシャープで軽快な雰囲気を漂わせています。

海外の家具を日本で使用する際に気を付けないといけないのはサイズ感。同作では天板の左右を折り畳む事が出来るバタフライ式が採用され、人数や用途、間取りに合わせたサイズと形状の変更が可能です。片側だけ畳んで壁につけて設置をしたり、従来のダイニングテーブルでは出来ないレイアウトも。お部屋の動線を確保しながら、リズムのある空間演出をお楽しみ頂けます。

同社は勿論、老舗の家具メーカーには製造の年代を特定出来るその時代ごとのロゴがある事が多く、今回の個体は1960年以前(1954-57年)頃に製造されたと思われる1台。プランクテーブルと呼ばれる長方形型のダイニングテーブルを基礎として作られたバタフライテーブルです。

物質的な硬さとは反して、エルム材から放たれる印象はとても柔らかく、木と共に生活していると分かる安心感を与えてくれます。小さな苗から長い時間をかけて育ち、また家具として生まれ変わった後も、人の暮らしと共にその風合いを増していったもの。それに触れた指先から感じ取れる時の流れがあります。


アーコール Ercol ドロップリーフテーブル バタフライテーブル ダイニングテーブル オーバル W64.5/92/124.5cm エルム×ビーチ材 UKビンテージ 英国家具 ~指先に届く悠久の流れ~

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