&Tradition
Bellevue AJ7 Floor Lamp
光って、ただ明るさを作るものではなくて、その場の空気や気持ちまで変えてしまうものだと思います。
私は普段はチェロを弾いています。コンサートの時に欠かせないもののひとつが“光”の演出です。
同じ曲を弾いていても、客席とステージが同じ明るさだと日常に溶け込んだような温かい空気に。客席が暗くてステージだけが明るく照らされると、グッと引き締まったフォーマルな雰囲気になる。さらに光を絞ってスポットライトだけになると、自分の世界にすっと入り込める感覚があって、聴いている側も自然と曲の世界に引き込まれていく。
それはきっと家の中でも同じで、みんなで食卓を囲むときの空間をふわっと包んでくれる光や、ひとりで過ごす夜のあたたかい光、本を読むときの静かな光。
光ひとつで過ごし方が少しずつ変わっていく。
今日はそんな光の在り方を楽しませてくれるランプの紹介です。
柔らかな光で、日々を演出する

デンマークのブランド&Traditionが手掛けるBellevue AJ7 Floor Lamp。
もともとは、建築家でありデザイナーでもあるアルネ・ヤコブセンによって1929年にデザインされたランプがルーツになり、今もなお自然に暮らしに溶け込む美しさを持っています。

部屋の中に、すっと一本の線が立つように置けるフロアランプ。
その先に、花の“カラー”のような形をしたシェードがついています。
開きすぎず、閉じすぎず、静かに咲くあの形。見ているだけで少し空気が整うような、不思議なバランスがあります。

なんとなくソファの横に置いてみる。
それだけなのに、夜の過ごし方が少し変わる気がします。
手元だけがやわらかく照らされて、周りにはほんの少し暗さが残る。その感じが心地良くて、気付いたら長く座ってしまうような、お気に入りの時間が生まれます。

少し気分を変えたいときには、光を壁や天井に向けてみる。
そうすると部屋全体にふわっと光が広がって、同じ空間なのにどこかやさしい雰囲気に変わる。
お気に入りの絵やオブジェにそっと光を当てるだけでも、その場所がちょっと特別に見えてきます。

必要なところだけに光があって、あとは少しだけ余白が残っている。
そのくらいのほうが、気持ちも落ち着いて、時間の流れもゆっくりになる気がします。
このランプは、何かを強く主張するわけでもなく、ただそこにあって光の在り方を少しだけ変えてくれる存在。
いつもの部屋の中で、やわらかな光が日々をそっと演出してくれる、そんな一灯です。











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