ALESSI
BLOW UP umbrella stand

置き忘れたりすることも多いということもあり、もうずっと何のこだわりもなくビニール傘を使っているのですが、日傘だけはけっこう色やデザインを重視しています。

ビニール傘みたいな手軽なデザインがない→せっかく選ぶのならお気に入りを探そうという程度の軽い動機なのですが。

いい大人なのでそろそろ雨傘もビニールを卒業しようかと考えています。

片隅のこだわり

日常ではあまり目に留まらないインテリアのひとつ、傘立て。でも毎日必ず通る場所にあって、来客の時など誰かに見られる頻度の高いアイテムでもあります。

メインの家具ではありませんが、物を置かず殺風景になりがちな玄関先にこそ遊び心溢れるデザインを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ブラジル生まれの兄弟デザイナー・Fernando & Humberto Campana（フェルナンド＆ウンベルト・カンパーナ）が手掛けた、小枝が不規則に絡み合うようなユニークな見た目のアンブレラスタンド「ブローアップ | BLOW UP」。

金属製品を手掛ける工房として1921年に誕生したイタリアのハウスウェアメーカー、ALESSI（アレッシィ）の高い技術力が光る1台です。

実は弟が弁護士だったという異色の経歴をもつ2人。でも何より衝撃だったのは彼らの生み出す独創的なプロダクトの数々。かなり斬新でぶっ飛んでいます。

廃材やエアチューブ、毛糸にぬいぐるみなどインパクトのある素材を使ったデザインを見ると、スチールロッドを使ったこの傘立てが正統派に思えてくるほどです（ぜひカンパーナ兄弟で検索してみてください！）。

ただこのブローアップは、編みカゴを異素材で表現したシリーズ。籐のような柔軟性や曲線を用いることなく、そして実際に編み込むことなくバスケットが形容されています。

そう考えるとやはり他のデザインと同様に、ちょっぴり奇抜でなんとも独特。一方でシルバー単色のシンプルさと細身のスチールの繊細さによりモダンに仕上げられ、日常にも取り入れやすくなっているように思います。

周りの家具との調和をあまり意識することなく設置できる点において、自由な選択肢で選ぶことができる傘立て。これくらい存在感のあるデザインを思い切ってチョイスしてみるのもありかもしれません。

しかも受け皿は簡単に取り外しができ、意外にも実用的です。何なら玄関だけでなく、ゴミ箱代わりに使ってみたり掃除用具を収納してみたりとさまざまな使い方ができそうです。

傘にこだわりをもったなら、それをしまう傘立てにもこだわりを。

そしてリビングやダイニングのインテリアだけでなく、玄関先の片隅にもこだわりを。

すっきりとした佇まいながらも独創性のある傘立てには、お気に入りの傘を何本も挿し込みたくなりそうです。

＊＊おまけ＊＊

経堂店にはおすすめの日傘も入荷していますので、ぜひご一緒にチェックしてみてください。