imptionスタッフコラム ~遠足編~ 「アルヴァ・アアルト——もうひとつの自然」に行ってきました! 展覧会レポート

UPDATE: STAFF:WEB
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アルヴァ・アアルトの仕事史を紐解く

神奈川県立近代美術館 葉山で開催されている「アルヴァ・アアルト——もうひとつの自然」展にお店のスタッフで行ってまいりました。建築やデザインに限らずとも、今年開催された展覧会の中で注目度が非常に高かったアアルト展。インスタグラムのフォロワーさんでも行かれている方が多く、北欧好きの方にはぜったい行って欲しい!という充実した展覧会でした。

アアルト、純喫茶、北欧家具屋さん…どんな遠足?

アアルトはインプションで働いているみんなが知っている、大人気のデザイナー。アルテックの家具はもちろん、テキスタイルやフラワーベースなど、生活の質を向上させるような、彩りのある様々なプロダクトをデザインしています。 展覧会の中では、アアルトの初期の仕事や実現に至らなかったプロジェクト、代表作のヴィープリ図書館についての資料や、パイミオサナトリウムの一室を再現したスペース、特製のタイルなど建材の展示、映像資料、建築模型、そして一番のお目当て、アアルトルームなど非常に充実した資料に触れることができました。

アアルトルームではとにかく写真を撮りまくりました。

アルテックのアームチェアやダイニングチェア、ストーンホワイトのアイテムに2nd Cycleだけで揃えられたスペースも。 2nd Cycleは年月を重ねることで生まれる新たな価値に着目してスタートしたプロジェクト。アルテックのヴィンテージって本当にかわいくて、出来ることなら私も使い古されたアイテムが欲しいタイプなので非常に共感できる試みです。 前半は資料に特化して充実していますが、今回の展示はやはり、アアルトルームを目当てに行かれた方も多いはず。 公式に#alvaraaltosecondnatureのタグでのインスタ投稿を推奨していて、俳優の池内博之さんも投稿していました! 「どれがいい?」「リノリウムも良いけど、ラッカーもいいなぁ~」と、買えるわけでもないのに真剣に検討してみたり 学大と祖師谷の店長。実際に家具に座ったり、間近で眺めたり、ポーズをとったり…(笑) こんなにアルテックの家具が揃っている空間って、日本で他に無いのではないでしょうか。 いつの間にやら部長によるアアルト講座もはじまっていました! みんな初めて見るArtek 2nd Cycleのチェアに興味津々です。 たっぷり時間をかけてアアルト展を見た後は、別荘地の葉山から移動し、藤沢の名店「ジュリアン」へ。 ペアソーダ。2色のクリソーが一度に飲める、夢ドリンクを目当てに…! このペアソーダは1度に注文できるのが5人までだそうです。なんでもグラスが5脚しか無いということで…廃盤希少なんでしょうか? インプションで入荷したら寄付しに行きたい所存です。 絵に描いたような純喫茶飯。「コレコレ!!」と言いながら一気食い!(そしてムせる) 前来たときは星占いマシーンがあったような気がしてたのですが、今回は出来ずそこだけ残念… 海沿いの134号線を突っ走って、北欧家具専門店にも遊びに行きました! 中々車が無いと行けない場所なので、閉店前までじっくりと見させていただきました。 大変おじゃまいたしましたm(__)m

一日を終えて

みなさん、それぞれが興味深い一日を過ごすことが出来たようです。 Nさん アアルトの描く曲線が自身のイマジネーションのみでなく、ジャン・アルプや、フェルナン・レジェといった芸術家からの影響も大きいという歴史的背景が知れてよかったです。 「自身のデザインはイタリアの途上である。」この言葉から温かみがありながらも、モダンで都会的な印象の家具が多いことに対して回答を得た気がしました。 ゴール地点の大きめのフリースペースでアアルトの家具に実際に触れられ、撮影が出来たので満足度の高い思い出となった。厳かな雰囲気ではなく、ラフな空間でアアルトのデザインを体験出来たことで、より身近に感じることができ、関心や高感度も高まりました。 Oさん 移動中のバカ話も楽しかったし、渋いサ店も良かった。アアルト展は見て触れて座って作品を体感出来たのもいい経験になりました。普段は見ることの出来ないアアルトの建築や都市計画の仕事も面白いものでした。あと、正解はポークグリルだと思った。(※ジュリアンのメニューの話) Szさん プライベートでこうした展示会をスタッフと一緒に行くのは初めてでした。 みなさん、それぞれ見る視点が違い、話ができ、理解も深まり、楽しかったです。また、プライベートの話もでき、スタッフの違った一面が見れ、これからもっと仲良くなりたいと思った。今後、このような会があるなら、ぜひとも参加したいです。 Ssさん ヴィープリ図書館の波型の天井とかニューヨーク万国博覧会フィンランド館の壁のデザインが特に印象的でした。アアルトの曲木を使った家具の原点を見れた気がします。 アアルトがデザインしたサナトリウムは、部屋への光の入り方など細かなところまで利用者のことを徹底的に考えて作られていたけど、それでいてデザイン性が高かったことに感動しました。「形には中身が伴っていないければいけないし、中身は自然に繋がっていなければいけない」的なことをアアルトが言っていたというのを見て、「なるほど!」っと納得しました。アアルト展を通して、アアルトデザインの家具の見方が変わりました!天気も景色も良くてめちゃんこ最高でした!ありがとうございました!

モノへの関心を、大切に。

インプションは現在、29人の大所帯。 たまーにスタッフ同士で休みの日に出かけたりするインプションの面々ですが、今回は社会科見学的な側面の強い遠足となりました。 「モノへの関心」を大切に、ネットなどで知ることが出来る知識以上の体験をこれからも大切にして行きたいと思っています。 今回一緒にアアルト展に行っていただいた皆さんが次にアアルトについて話したり、語ったりした時。また、新たなアアルトにまつわる知識を得たとき。今までよりも数段高い目線から、今までより広い風景を見渡しながら。デザイナーのストーリーを想像することができるようになっていたら…いいな(笑)。
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