Artek
A331 Beehive
本日は、色彩対比と金属素材の組み合わせを駆使した造形ながら、自然界にあるカタチを連想させる美しい光の造形、北欧フィンランド” アルテック / Artek ”より『 A331 ビーハイブ Beehive ペンダントライト 』のご紹介♪
光の住処

アルテック社は、本作のデザイナーであるアルヴァ・アアルトやその妻アイノ・アアルト、マイレ・グリクセン 、ニルス・グスタフ・ハールらと共に1935年創業、北欧フィンランドを代表するモダンファニチャーブランドです。同社のメインコンセプトは「アートと技術の融合」。これまでに暮らしに溶け込む様々なモダンファニチャーを追求し、多くの名作プロダクトを世に生み出しました。

アアルトと言えば1933年に考案された3本脚スツール「 究極のスツール 」とも称される「スツール60」が有名。シンプルが故に製造が簡単そうにも見えますが、実は無垢材の脚を曲げる技術を開発する為に、同氏は3年もの歳月を費やしました。そのL字型レッグ「 L-Leg 」は通称「アアルトレッグ」とも呼ばれ、20世紀に於けるインテリアデザインの歴史に於いて、デザイナーの教科書的存在として今日でも不動の地位を確立しています。 スツールのイメージが強いアアルトですが、実は名の知れたデザインは家具デザインのみならず照明にも存在します。


『 A331 ビーハイブ Beehive ペンダントライト 』はスツール60が誕生した20年後の1953年に、フィンランドのユバスキュラにある大学のためにデザインされました。5層のシェードから成る球体は、その個性的なフォルムから" ビーハイブ=蜂の巣 "の愛称で知られる様になり、現代においても時代遅れ感を一切感じさせない存在感で人気を集めています。
シルエットを強調させるブラック色シェードに対し、それらに挟まれる様にスチール製のブラスメッキリングが施され、等間隔の穴からは心地良い光がこぼれる設計。それは同社のロングセラー「A330S(通称ゴールデンベル)」と同様のアイデアとなっています。



色と形のインパクトから、写真では大きなペンダントライトに思われがちですが、実寸は直径33cmと意外にも小ぶり。点灯しない日中もオブジェの様な佇まいで空間を演出してくれます。
こぼれる光に黒色と金色のコントラスト。しかしそれは決して見た目一辺倒のデザインではなく、下方には確りと電球の光を届けてくれる為、テーブルに並べたお料理を明るく照らしてくれます。
正面からは眩しさを抑えた構造。また手元は明るく。それは夜の長い北欧の地で発展した照明デザインに多く見られる特徴で、同じアルテック社のアアルトデザインの家具とは相性◎。また北欧スタイルは勿論、USミッドセンチュリーデザイン、スペースエイジ、バウハウス系の家具なんかとも是非あわせて見たいですね。


「照明は明かりが灯っている時も消えている時も美しくなければならない」と言葉を残したアアルト。これは万人に受け入れられる無味乾燥な照明器具ではなく、目に留まったその人にだけ強く刺さるアート作品の様なもの。
蜂の巣の見た目をしたその作品から、人は自由に想像力を膨らませ、他では味わう事の出来ないアート空間を創り出します。











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