artek
A201 PENDANT LAMP
照明。
それ一つで空間を色づけるといっても過言では無い存在ですね。
どれだけ家具やインテリアに拘っても、最終的にはその空間を照らす灯、照明に委ねるしかありません。また、照明の明かりは、私たちの気分も変えてくれます。明るさ・色・種類によって、気持ちが明るくなったり、リラックスできたり、料理がおいしく見えたり。
太陽の光の無い時間、人工的な光をいかに操るか。そしてそれにいかに美しいデザインで完成させるか。
全ての課題をクリアしたような美しい照明が入荷いたしました。
優しく柔らかい灯り
1935年フィンランド・ヘルシンキにて設立したインテリアブランド”アルテック Artek”。
「アートとテクノロジーの融合」を目指した家具デザインで、実用的かつ洗練された新たな価値を持つプロダクトを数多く展開しています。
そんなアルテックの創業者の一人であるアルヴァ・アアルトによってデザインされた『A201 ペンダントライト』となります。
アアルトと言えば通称「アアルトレッグ」と呼ばれるパーツを使用した家具のイメージしかなかったのですが、 実は照明デザインもしていたんですね。
こちらの『A201 ペンダントライト』は、同氏の代表的な建築セイナッツァロのタウンホールの図書館のためにデザインされました。
現在でも図書館で使用され、その他多くのアルテック社家具と共にレイアウトされているんだそう。ちらっと調べて内装を見てみたのですが、素敵すぎました...。
シェードを構成する2つの円筒。
細く高さのある円筒が下を照らすだけでなく、円筒と円筒に設けられた隙間からも、非常にやわらかくですが下を照らしています。
それはまるで間接照明のように優しく柔らかい光を灯す人工照明を目指していた同氏の理想を体現するデザインです。
また、真鍮製のリングに刻まれた微細な孔から漏れる光は、輪のように美しく分散され、柔らかく温かな灯りを演出します。
上手く撮れなかったのですが、リングに日光が反射しキラッと輝くのもなんだか素敵でした。
シンプルなフォルムの中にもディティールへの拘りを感じさせてくれるこちら。
1つで既存の照明や間接照明で明るさを補い、どこかをスポットで明るく照らすのも良し、何個か揃えることでお部屋の雰囲気作り上げるのも良さそうです。
美しい「光」のデザインは、日常のなんでもない風景を彩ってくれます。