artek
160 CLOTHES TREE
インテリアや室内空間にこだわりのある方なら、椅子やソファ等のお部屋のメインとなる家具は勿論ですが、ゴミ箱やカトラリー等、一見目立たない様な所も良いデザインの物を使いたいと思うはずです。
その一方で、名作が多いと云われる椅子やソファに比べ、良いデザインやプロダクト数が少なく、お気に入りを見つける事が困難なのも事実。
今回ご紹介するのはそんなもどかしさを解決してくれる北欧の人気ブランドによるハンガーラックです。
目立たない場所こそ
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アルテックは1953年、建築家・デザイナーのアルヴァ、アイノ・アアルト夫妻、アートコレクター・デザイナーであるマイレ・グリクセン、美術史家のニルス=グスタフ・ハールらによってヘルシンキに設立されました。
その目的はただ家具を販売するだけでなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進することでした。
こちらは1964年にアンナ=マイヤ・ヤーティネンによってデザインされた”160 コートハンガー”。
アルテックの創業者の一人である、マイレ・グリクセンの設立した会社の為に製作されました。
後に、デザイン性の高さと使い勝手の良さからアルテックの製品シリーズに加わる事になります。
枝のような見た目をしたフックや3本脚で立つ姿がまるで、一本の木を連想させることから、”CLOTHES TREE”という名前が付けられています。
合計19本あるフックのサイズは下10本は約7.5センチ、上9本は17.5センチと上下で異なるサイズに統一。
サイズが異なるのはただ、木の姿を連想させる為にデフォルメされたデザインではなく、コートやバッグ等、物に応じて効率よく整理出来る為でもあります。
また、一見不規則に配されているように見えるフックは螺旋状になっており、掛けた洋服が重なり合わないような工夫。
脚部は金属製で出来ていおり、しっかりとした安定感があります。
本体のバーチ材の素材感と可愛らしいフォルムに合わせ、白く塗装されているので、軽やかに地面と接地している印象。
玄関は家の入口となるとても大事な場所です、家族が出入りする最初の場所であり、時にはお客さんを迎える場所でもあります。
玄関を彩る事の出来るアイテムは限られていますが、そういう細かい所に気を使ってこそ、目立たない場所を豊かな空間に出来るのではないでしょうか。
そんな玄関に華を添えられるハンガーラックのご紹介でした。