artek
No.69 DINING CHAIR
1935年にフィンランドで誕生した”Artek アルテック”。
「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、4人の若者によって設立されました。
本日はそんなアルテックの創設者の一人、アルヴァ・アアルトがデザインを手掛けた名作をご紹介いたします。是非最後までお付き合いくださいませ。
北欧の名ビンテージ
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こちらはアルテックが設立されて程なく発表された「No.69 ダイニングチェア」です。
アルテックと言えばスツールのイメージだったのですが、ダイニングチェアも発売以来ロングセラーとなっています。

スツール同様に強固な無垢材を直角に曲げるアルテック社独自の技法「L レッグ」を採用。
フィンランド産バーチ材の先端に数ミリ間隔の切れ込みを入れ隙間に薄いベニヤを挟み込み、更に熱を加える事でこのように美しく曲げられています。合板を曲げるのではなく、無垢材を曲げる事で、美しい形状と頑丈さを実現。

程よく反発する座面と緩やかな曲線を描く背もたれによって座り心地は抜群。
やはり名作と呼ばれる椅子は、デザインと共にその品質にもしっかりと名作たる理由があるのだなと再認識しました。

正確な製造年の特定には至りませんでしたが、マイナスネジが使用されていることから1950~1960年頃の個体かと思われます。
鉛筆の跡やネジを打ち直した痕など、ビンテージ好きには堪らない風合いに育ってますね。

座面は同じくフィンランドのマリメッコのファブリックに張り替えられており、可愛らしい雰囲気で状態的にもまだまだガンガン座って頂けるグッドコンディションです。

いかがだったでしょうか。
製造から半世紀以上経った今でも、大切にされ残り続けるアルテックの名作をご紹介しました。
