Artek

Armchair 406

無駄なものを一切持たない洗練されたデザインに、自然の恵みを取り入れた北欧ならではのモダン家具。

ホームユースから一流ホテルの内装にまで採用される心地よさ、そしてラグジュアリーさをも併せ持つ唯一無二の存在感は これまで世界中の人々を虜にしてきました。

本日はそんな北欧モダンデザインの原点を創り上げた、フィンランドの巨匠" Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト) "の代表作「アームチェア406 Armchair 406」をご紹介致します。

ひと掴みの雲に、身を任せるように。

アームから脚部にかけてゆったりと曲線を描く、優美なデザイン。

木製フレームとリネンテープで構成された環境に優しくシンプルな設計で、空間をたっぷり感じられる開放的な佇まい。

モダン家具でありながら、自然素材ならではのコントラストがなんとも心地よい一点です。

1939年にデザインされた作品であるにも関わらずこんなにも現代的な雰囲気を纏っているのは、そのデザインが見せかけではなく、当初から高度な技術で製造され、それまでの木材家具には無かった凛とした表情が、チェアの品質そのものに表れているから。

特に、同社が創業当時から守り続けている製造技術 "Lレッグ" や "ラメラ曲げ木" は北欧の伝統にして最高峰の技術と言われ、現代においても世界屈指の品質を誇ります。

使用される素材は、フィンランド産の上質なバーチ材。

デザイン当時に高い評価を得ていたのはバウハウスに代表されるスチールやパイプという人口素材。

それに対して敢えて木材という自然素材を高度な技術で成型する事により、その革新性とナチュラルな心地良さを見事に融合させました。

均一にスライスしたバーチ材を積層し曲げ木を施した"ラメラ曲げ木"によるフレーム。

その製造には精密な加工と高い曲げ木技術を要し、アルテック社ならではの品質の高さが際立ちます。

またバーチ材は木目を同じ方向に重ねて積層されており、無垢の木材と同じような滑らかな質感を実現。

その強度も大変粘り強く、家具として高いポテンシャルを感じさせます。

さて、20世紀を代表する世界的名作の一つにも数えられている" アームチェア406"ですが、その理由は何と言っても、極上の座り心地にあると言って良いでしょう。

スチール製のカンティレバーには無い ラメラ曲げ木ならではの軽快でしなやかなテンション感は、是非お試しいただきたいポイントとなっています。

更に背座一体に施されたリネンテープが"面"で身体を支える事で生み出される、絶妙な浮遊感。

上記に綴った全ての要素がその唯一無二の座り心地を実現しており、その座り心地を多くの人々が"雲の上の座り心地"と表現する程です。

実際に座ってみるとその言葉通り、まるで雲を掴みしたようなふんわりとした掛け心地で、日々の疲れが癒されていくかのよう。

まさに"北欧モダニズム"のパイオニア的存在であり、後に活躍する多くの名デザイナーに根本的な影響を与えたアルヴァ・アアルト氏ならではの作品です。

如何でしたでしょうか。

リビングに一つ設置して頂くだけでも、暮らしを豊かに彩ってくれるこちらの逸品。

親しみやすい佇まいなので公共の場での使用にも最適で、ラウンジチェアとして一級品の座り心地を提供します。

別荘用のチェアとしてもお勧めでき、幅広いシーンにお役立て頂ける一脚です。

是非この機会に、北欧の名作「アームチェア406」をご検討くださいませ。