アリアス Alias コットンクラブ Cotton Club ラウンジチェア カルロ・フォルコリーニ Carlo Forcolini ポストモダン イタリア Cassina ixc.取扱~これってジャズじゃない?~

UPDATE: STAFF:ピコ
アリアス Alias コットンクラブ Cotton Club ラウンジチェア カルロ・フォルコリーニ Carlo Forcolini ポストモダン イタリア Cassina ixc.取扱~これってジャズじゃない?~

アリアス Alias コットンクラブ Cotton Club ラウンジチェア カルロ・フォルコリーニ Carlo Forcolini ポストモダン イタリア Cassina ixc.取扱~これってジャズじゃない?~

UPDATE: STAFF:ピコ

Alias
Cotton Club lounge chair

デューク・エリントンをはじめとする、音楽史に名を刻むジャズの巨匠たちを誕生させた伝説のナイトクラブ「COTTON CLUB」。1920年代、禁酒法時代のニューヨーク・ハーレムにあったこの店は、最先端の音楽と華やかな社交文化が交差する場所でした。一方で、黒人のミュージシャンたちが舞台に立つ一方、観客は原則として白人に限られていたという、人種差別の影も抱えていました。

これってジャズじゃない?

そんなクラブの名を冠した椅子があると聞くと、どんなデザインを想像するでしょうか。

今回ご紹介するのは、1988年にイタリアの家具ブランド Alias から発表された、カルロ・フォルコリーニによる「Cotton Club Lounge Chair」。

1980年代といえば、幾何学的な形や大胆な色使い、ちょっとユーモラスな造形が印象的なポストモダンデザインが盛り上がった時代。こちらも、そんな時代の空気を感じさせる一脚です。

まず目を引くのは、赤と黒のはっきりとしたコントラスト。

正方形の座面に、曲面を描きながらアームまで続く大きな背もたれ。そして、少し低い位置に設けられた楔形の黒いひじ掛け。

それぞれの形だけでもなかなか個性的ですが、黒くマットなフレームが全体を支えることで、バラバラになりそうなパーツがひとつのデザインとしてまとまっています。

左右で形も高さも異なる、ちょっと変わった構成。こういう大胆なデザイン、見ているとつい細かいところまで観察したくなります。

この椅子を眺めていて、ふと思い浮かんだのがジャズでした。

ジャズといえば、プレーヤーが即興でソロを繰り広げたり、互いの演奏に反応しながら音楽を組み立てていったりする音楽。自由に演奏しているようでいて、その根底には音楽理論に裏打ちされた秩序があります。

それぞれが好き勝手に主張しているように見えて、最後には不思議とひとつの音楽になっている。

この椅子も、形だけを見ればかなり大胆です。四角い座面に、大きな背もたれ、低いひじ掛け。パーツごとに主張があるのに、全体で見ると妙にしっくりくる。

自由さと計算された美しさが同居するところに、ジャズとの共通点を感じました。

「Cotton Club」という名前も、この椅子の印象を深めてくれます。

赤い張地と黒いフレームを見ていると、赤やバーガンディのベルベット、暗いフロアに浮かぶステージの光、夜の社交場に漂う華やかな空気が思い浮かびます。

実際のクラブの内装を再現しているわけではありませんが、名前から連想するイメージと、目の前にあるデザインがうまく重なるんですよね。

こうして背景を知ってから眺めてみると、単に個性的な形をした椅子というだけではなく、また違った魅力が見えてくる気がします。

もちろん、見た目だけの椅子ではありません。

実際に座ってみると、大きな背もたれに体を預けたり、左腕を背もたれの上に置いてくつろいだりと、いろいろな姿勢で過ごせるのが面白いところ。

一般的なラウンジチェアのように体を正面に向けて座るだけでなく、少し体を傾けてみたり、ゆったりと腕を預けてみたり。座り方にちょっとした自由があるんです。

ソファのようなボリューム感を持ちながら、椅子としてのコンパクトさも備えている。この独特なバランスも、魅力のひとつだと思います。

そして、個人的に面白いと感じたのが、左右で高さの異なるひじ掛け。

黒いほうのひじ掛けは、背もたれに続くアームよりも低い位置に設けられています。

浅めに腰かけて左側に体重を預けると、右手を黒いひじ掛けに置きやすい位置関係になっています。例えば、映画を観ながらお酒を飲むとき。そんな何気ない時間にも、この左右非対称のデザインが活きてきます。

見た目のインパクトを優先したデザインかと思いきや、実際に座ってみると、こうした細かな工夫があるのも興味深いところです。

ジャズの自由なエネルギーを思わせる、大胆な造形。幾何学的な形を組み合わせながら、左右非対称のデザインをひとつにまとめるあたりには、イタリアンポストモダンらしい遊び心も感じられます。

それでいて、体を預けてゆったりと過ごせる実用性もあるCotton Club Lounge Chair。

インテリアの主役になるような椅子を探している方はもちろん、映画を観たり、お酒を飲んだり、自分だけの時間を楽しむための一脚としてもおすすめです。


アリアス Alias コットンクラブ Cotton Club ラウンジチェア カルロ・フォルコリーニ Carlo Forcolini ポストモダン イタリア Cassina ixc.取扱~これってジャズじゃない?~

LOCATION

取扱い店舗

ARTICLE経堂店の記事