アラビア ARABIA セラミックポット フラワーベース 耳付き壺 フランチェスカ・マチュッティ・リンド フィンランド 北欧ビンテージ 希少 ~贅沢な芸術品~

アラビア ARABIA セラミックポット フラワーベース 耳付き壺 フランチェスカ・マチュッティ・リンド フィンランド 北欧ビンテージ 希少 ~贅沢な芸術品~

アラビア ARABIA セラミックポット フラワーベース 耳付き壺 フランチェスカ・マチュッティ・リンド フィンランド 北欧ビンテージ 希少 ~贅沢な芸術品~

ARABIA Ceramic Pot

一点ものは贅沢品?きっと精魂込めて作られるものだからこそ、量産品に比べると高価なものも多いかもしれません。 ただ今はハンドメイド作品を気軽に売り買いできる時代。一点ものに対する価値観は昔とはずいぶんと変わっていることでしょう。 でもこれは、まだ一点ものが嗜好品だった頃の話。美術とデザインの間で翻弄されたブランドがありました。

守って育んで

>>この商品の詳細を確認する 1873年、スウェーデンの名窯・Rorstrand(ロールストランド)の子会社としてフィンランドに創業したARABIA(アラビア)製陶所。 実は、今私たちがよく知るアラビアはキルタシリーズの生みの親でもあるカイ・フランクを長とし1945年に開設された「プロダクト・デザイン部門」がきっかけとなっています。 日用品を製造しながらも、ロシアからの独立で高まった「フィンランド独自の芸術性を打ち出したい」という機運のもと、一点ものを作ることに力を注いでいた40年代。 その中心となったのが、クルト・エクホルムをディレクターに迎えて1932年に設立された美術部門「アートデパートメント | Art Department」です。 スタジオも窯も材料も、アシスタントでさえもすべてがアラビア持ち。量産を目的としないことで作品を強制されることもなかったといいます。 それでも当時は物資が不足する時代。組織に所属しながら自由に作品作りができる他にはない素晴らしい環境も、特別待遇だと批判の的になってしまいました。 そこで誕生したのが、生産性を高めるための新たなセクション。一点ものを守りつつ日用品メーカーとしての使命を果たす、不離一体の態勢が確立されます。 支え合う2つの部門がなければ、Francesca Mascitti Lindh(フランチェスカ・マチュッティ・リンド)のこの作品も生み出されることはなかったのかもしれません。 素焼きのようにも焼き締めのようにも見えるざらざらとした質感。土本来の素材感と自然にできる窯傷を生かした侘び寂びの宿る佇まい。 渋く混じり合う釉薬の色味と相まって感じられる日本らしさに、セラミックポットではなくやきものと紹介したくなるほどです。 2003年にアラビアから独立を果たし、数名のアーティストで今も継続されるアートデパートメント。 とりわけビンテージのアイテムには、現代にも引き継がれている譲れない芸術への思いがより強く感じられる気がします。 この世にひとつしかないという希少性はもちろん、長く育まれ守り続けられてきた芸術性をもつ作品たち。たしかに一点ものは贅沢かもしれません。

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