Aladdin
Blue Flame Heater BF3902
あらゆるものにカムイ(魂)が宿っているという考え方を持っていた北海道の先住民族アイヌ。
生活する上で必須と言える『火』は、とりわけ重要視されており、カムイに祈りをささげる儀式でも最初に祈りを捧げられていたそうです。
身体を温め、灯りを齎し、煮炊きにも使える火は、遡れば50万年も前から使われていたと言われており、これだけ便利になった現代に置いてもその大切さは変わりません。
特に我が故郷北海道では、エアコンだとパワーが足りないので暖房は石油ストーブがメインでした。
本日ご紹介させて頂くのは、『アナログだけど便利』なとっても魅力的なアイテムです。
石油ストーブといえばコレ!
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90年以上の歴史を持つイギリスの老舗ブランド『アラジン / Araddin 』の『ブルーフレームヒーター / Blue Flame Heater』。
少しずつ改良を重ねアップグレードはされているものの、当初の基本的な構造とデザインは軸として残されている同社のロングセラーアイテムです。
大幅な改良の必要がないという事はとても素晴らしく、完成された品物であることの裏返しでもあります。
名前の通り、ダイヤルを回してマッチ等で着火すると青い炎が灯ります。
この青い炎は火が安定している証拠で、酸素供給が上手くいってなかったり芯が焦げ付いていたり、石油が足りなかったりすると、炎の色が黄色くなります。
色を見ながら燃焼状態を把握できるのがコイツのいいところ。
静かに揺らめくこの青い炎・・・何も考えずジーッと見つめていられる美しさがあります。
エアコン等の風を送り出すヒーターとは違い、温めた空気を対流させることでお部屋を暖めてくれる自然通気型解放式の為、電気は必要ありません。
自然通気型解放式ストーブなんて小難しい名前してますが、温かい空気は上へ冷たい空気は下へ流れる原理を利用した極々シンプルなストーブことです。
ですが、このシンプルでアナログな構造が非常に便利。
電源を取る必要もなければ、電池を交換する必要も無いので、停電時には大活躍してくれます。
アナログであるが故に故障も少なく、長期的にお使い頂けるのがこのストーブの特徴です。
もちろん、感震器が内蔵されているので強い揺れ等を感じると自動で消化してくれますので安全面でも◎。
ただ、すれ違いざまに膝を上蓋にこすると普通に火傷するのでご注意ください。
この面は熱をダイレクトに受けるので、ヤカンやお鍋を置くことで加湿しつつ、コーヒーやお茶を入れる為のお湯としてお使い頂く事が可能です。
田舎ではよく見る光景で懐かしくなります・・・。
芯もお使い頂くうちに交換が必要になりますが、ネットショップ等で3000円程度で販売されていますし、交換方法もネット上で様々な方が紹介してくれていますので安心してお使い頂けます。
木造住宅なら7畳、コンクリート住宅なら10畳程度の暖房能力を発揮できますのでパワーは十分。
デザインも良くインテリアコーディネートの一部としてもよく使われています。最近ではガチャガチャにも登場していました。
アナログはずなのにむしろ便利な『ブルーフレームヒーター / Blue Flame Heater』。
持ち運びもできるので、お家に限らずガレージ等の作業場にもオススメの逸品です。