ASPLUND
Mondo book case
何故デザインをするか。
新しさを作る為、過去の名作を超える為、自分の名を残すため、そして世界をより良い場所にする為。
分かりやいジャンルで括られてはいるものの、きっとそのデザイン哲学はこれまでに存在したデザイナーの数だけあるはず。
奥底に眠るデザインの本質をジャンルで括ることはできません。
本日紹介させて頂くのもまた、比類なきデザイナーが手掛けた名プロダクトです。
軽やかな変形
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今回ご紹介させて頂くのは曲線美が目を惹く名プロダクトの「Mondo book case / モンド ブックケース」。
時空を超えた価値を追い求め、ひとときの目立つトレンドよりも、色褪せることなく永く愛されるもの。
古くても、どこかそこには革新性が息づいていること。
手を加えない、そのままが心地いいこと。
これらをモットーとするブランド、“アスプルンド / ASPLUND”が手掛ける逸品です。
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デザインを手掛けたのは プロダクトデザイン、エンジニアリングデザイン、グラフィックデザインにおいて機能性や内容表現にも重きを置き、普遍的なデザインを作り上げている名デザイナー、マルチェロ・ジリアーニ。
Momdoシリーズは彼の代表作のひとつとして知られている名プロダクトです。
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1963年。イタリアはブレシアで生まれたマルチェロ・ジリアーニ。
ミラノ工科大学建築学科を卒業し外国で3年過ごした後、イタリアに戻り家具、装飾品、照明、バスルーム、オフィス、オブジェクト、幼児期等のデザインのプロジェクトの開発に専念しました。
彼はそれだけでは無く演劇のシーン、アートディレクション、デザインの調整に加えてグラフィックスとコミュニケーションにも携わったそう。
この時から既に彼の表現は完成されていました。
絶対主義を好まなかったマルチェロ・ジリアーニ。
常に異なる視点からで物事を観察しそれと調和する。
静かに語り、何よりも聞くことを好んだという話も残っています。
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「素晴らしい走りでも、無駄に腕を振ることができ、遅かれ早かれ、10メートルを走り切る事が出来る。」
安定感を想像しづらいフォルムを持ったMondoに隠されていたのは抜群の安定感という見えない実用性でした。
これによりMondoは「非常に完成度の高いシェルフ」として今尚世界中の人々を魅了し続けています。
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完璧といえるほどの圧倒的な曲線美。
Mondoの最大の特徴でもあります。
このデザインに木材を用いた点。
これがフォルムの魅力を最大限に引き出し、MONDOをより美しい家具として完成させます。
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一見華奢なMondoに用いられているのは堅牢で耐久性に優れたビーチ材。
長年にわたる使用にも十分に耐えてくれます。
発表された1998年周辺。
近い括りにされたデザインと比べ、Mondoが特別であるのは木製である点。
こうしたシェルフはメタル製が多い中、彼は木材を選びました。
奇をてらったわけではなく生まれた自然な変形。
乱雑に本を重ねても、コレクションを綺麗にディスプレイしても、Mondoは優しく受け入れてくれます。
お探しだった方はお早めに。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ。
