ASTIER de VILLATTE
Marguerite tea cup and saucer
コムデギャルソンの黒の衝撃でいうところの、「白の衝撃」。
初めてアスティエの陶器に触れた時に抱いた感情でした。
何の変哲もない棚に並べられた白一色の陶器に感じたのは上品さとは形容できない美の喧騒。
凛とした圧倒的な存在感は他の陶器には無く、あまりにも魅力的に映ります。
本日紹介させて頂くのは、“アスティエ・ド・ヴィラット / ASTIER de VILLATTE”の逸品「マーガレット / Marguerite」のティーカップ&ソーサーです。
白の美意識
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白い釉薬を纏った陶器で知られる「アスティエ・ド・ヴィラット」。
デザイナー、ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ペリコーリが1996年に創業したブランドです。
一見伝統的でクラシックな風格を持ちながらも、創業が意外にも若いことに驚きます。
実はアスティエはパリのボザールで出会ったクリエーターたちが始めた若いブランド。
アスティエの特長である白の中の深み。
この独特の風合いは釉薬で隠された土台の土にあります。
パリ郊外で採れる黒い土をベースに白い釉薬を用いることで生まれるアスティエ特有の陰影。
素材選びから製作まで、まさにメイドインフランスが生んだ風合いだったのです。
アスティエの特徴はデザインにもあります。
19世紀の伝統的な器に着想を得たという優美なデザインにどこか感じる不思議な違和感。
それらがひとつの器として美しく完成させられている点。
これは芸術一家であるアスティエ・ド・ヴィラット家のエスプリ(精神)、ローマでの暮らしの経験、蚤の市や屋根裏部屋で見つけた美しくも奇妙な魅力あふれるモノたちとの出会いが大きく影響しています。
様々な出来事からインスピレーションを得て、それらのテイストを伝統に纏わせる。
自分たちの作りたいものを形にするという、アーティスティックな動機が根底にあります。
今回入荷したのは儚いまでに可憐な姿が印象的なシリーズ「マーガレット / Marguerite」のティーカップとソーサー。
マーガレットシリーズの中でも花びらの数が多く、まさに花そのものといった繊細さを持った逸品です。
放射状の花びらの縁取りが視線を中央へと引き寄せ、お互いをより美しく引き立てるマーガレット。
アスティエ・ ド・ヴィラットの特徴である薄さが、繊細な花びらのデザインと相まって、目にも触れる手にも新鮮な感動を与えてくれます。
花びらの凹凸と白の釉薬が生み出す立体感はあまりにも美しく、一つの芸術作品の様。
食器棚を額縁に変える圧倒的な魅力を持ち合わせています。
繊細で愛らしい佇まいに込められたクリエイションの魂。
多くの人々を惹きつける魅力はここにあります。
紅茶を淹れた時、透ける白もきっとアスティエの色になるはずです。
お探しだった方はお早めに。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ
マーガレット Marguerite ティーカップ&ソーサー A
マーガレット Marguerite ティーカップ&ソーサー B
ジョン・デリアン JOHN DERIAN デコパージュプレート