ACME Funiture
BELLS FACTORY COFFEE TABLE L SIZE
先日ずっと欲しいと思っていた手袋を購入できたと思っていたら、もう必要が無いくらいに温かい日よりになってしまいました。いやまだ三寒四温という寒さの戻りがあるはず・・・!!と装着する機会を虎視眈々と狙っている私ですが、いったいどうなる事やら。
少しずつ春めいてきて、増えた光に良く映えるのは一つにシャビーシックなパステルカラー。そして風合いのある鉄素材。
今回は後者の素敵なテーブルをご紹介。宜しければ最後までお付き合いくださいませ。
未来を見たアメリカ人に寄り添った、ミッドセンチュリー
>>この商品の詳細を確認する
アクメファニチャーは、注目の切れる事がない人気ブランド。
前身のお店を含めると、創業は1983年ともうすぐ40年が見えてくる老舗。
当初はビンテージアイテムとそのカスタムが中心でしたが、2006年から始まったビンテージを現代に捉え直したオリジナルファニチャーの発売によって、多くの人々が時代を超えたデザインセンスを楽しめるようになりました。
アクメが注目するアメリカンビンテージ。とりわけ1950~1960年代のミッドセンチュリーのアイテムはデザインや品質が高い物が多く、手を入れながら長く愛用出来るアイテムが数多く生み出されています。
デザイナーズアイテムは勿論ですが市井の人々が求めるインテリアも素晴らしい品質であり、レーン社やドレクセル社といった米軍に納入を行っているようなファクトリーブランドは50年以上が経った今でもハードな使用に揺るがない、タフネスなアイテムが多い印象です。
戦後の輝かしい未来に対する期待に科学やデザインの進歩。増加する所得により増えた中産階級によって下支えされた「豊かなアメリカ」のグラフィティ。
便利になり心に豊かさをより求めるようになった現在でも、そんな憧れのイメージは色褪せないようです。
今回はそのデザインエッセンスを巧みに落とし込んだコーヒーテーブル。木の風合い豊かな天板が印象的です。
天板の素材はアッシュ材。日本ではタモ材と呼ばれたりする事もある木材ですが、オーク材と比べて素直に広がる木目と、時おり覗く青みによって付く陰影が人気の樹種です。
エッジには同じく無垢材パーツの切り替えしが付けられているのでラフ過ぎる事も無く、落ち着いた雰囲気に整えられています。
そして印象的なのは足もとのフレーム。細さと強靭さを兼ね備えるアイアンで面積のある天板を支えているので、重厚ながらに軽やかという矛盾を克服した不思議な雰囲気です。天板下にはほぼ同サイズのシェルフがあるので、天板の影がそのまま実体化したように感じる錯覚も、その不思議さを助長しているのかもしれません。
今回は幅120 × 奥行き43センチと広いスペースを持つLサイズ。2~2.5人掛けソファの前にあっても充分に対応できるポテンシャルがあります。約40センチとローテーブルとしても違和感のない高さなので、床座の広いテーブルをお探しの方にもオススメです。
シェルフ部も広さがあるので、トレーなんかに物を載せて切り分けたディスプレイをするのも楽しそうと、個人的にちょっとズボラなアイデアを考えてしまいました。
これから少しずつ温度と共に湿度も増えて、土の匂いがしてくることでしょう。
冬の寒さの中では敬遠しがちなアイアンフレームの雰囲気。気持ち緩んだ空気の中でなら、この軽やかさももっと楽しめると思います。
アメリカらしいタフさと、今時のお部屋に取り入れやすい洗練がミックスされたアクメらしい1台。お探しの方はこの機会にいかがでしょうか。