Isamu Noguchi
AKARI 30D
彫刻と言われると、石とか銅とか、そんな固くて手に触れることのできる、実体のある物しかイメージしていませんでした。
光を使って、影を使って。
そんな思考実験の様なアイデアから生まれたランプがあります。
光の彫刻

イサムノグチの"AKARI"のご紹介です。
イサムノグチは日系アメリカ人の、彫刻を軸とするデザイナー、アーティストです。
彫刻以外にも、家具や造園、舞台芸術まで幅広いジャンルで活躍したユニークな経歴を持つ彼によってデザインされました。

イサムノグチは岐阜市から岐阜提灯のデザインを依頼されことをきっかけに、AKAKRIは生まれます。
日本的な印象ながら、和室でも、北欧モダンでも、多様なインテリアに馴染む事の出来る、そんな包容力を持つ、名作ペンダントライトの誕生です。

AKARIは、和紙と竹ひごを用いて、一点ずつ職人が製作しています。
マシンメイドでは作れない、繊細さ・柔らかさが印象的です。

目を惹くのは、彫刻家らしいディテールの造形美。
らせん状に連続する竹ひごは僅かに波打ち、水面に落ちる水滴の様な、ゆらぎを持った表情を浮かべます。
もし竹ひごが均一に、等間隔に巻かれていたならば、AKARIのような哀愁や親しみは生まれなかったのではないか、と考えてしまいます。

イサムノグチは自身が生み出したAKARIを"光の彫刻"と評します。
AKARIを目の当たりにして、使ってみて、生まれてくる懐かしさや心が温かくなるようなこの感情・体験さえも、彼によって彫刻のようにデザインされたのかもしれない。
イサムノグチの思考の奥深さに触れる、そんなランプ"AKARI"なのでした。











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