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イデー IDEE ダイニングチェア DINING CHAIR Natural ナチュラル 板座 食卓椅子 長大作 ジャパニーズモダン ~3兄弟の虜です~
![](/archives/wp-content/uploads/2024/06/1-4-e1717302553117.jpg)
IDEE
DINING CHAIR Natural
(まだ保有していないけれど)低座椅子ファンとして、この椅子を見逃すわけにはいきません。
半分に切った柿の断面から着想を得たという低座椅子の背座をそのままチェアに変身させたようなデザインの椅子。
実際に長大作による3作品(低座椅子、中座椅子、小椅子)は、そのそっくりな見た目から「柿3兄弟」とも呼ばれています。
コンプリート、はじめの1脚
実は「スタンダードチェアを木製で作りたい」という思いから何度も試作を重ね、1953年に誕生した合板小椅子(ダイニングチェア)。
リ・デザインの試みが始まったのは1940年代といわれ、完成までにはおおよそ10年近くもの年月が費やされたことになります。
その結果辿り着いた、Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)のチェアの面影を感じさせることのない曲線を生かしたオリジナルのフォルム。
坂倉準三の哲学を継承しながら作られたこの椅子は発表当時から人気を博し、同時に日本の名作椅子の仲間入りを果たしました。
その証として現在も天童木工の小イスをはじめ、METROCS(メトロクス)のパーシモンチェアなどさまざまなメーカーにて製造や復刻が続けられています。
中でも、IDEE(イデー)の「DINING CHAIR」は発表当初のオリジナルが忠実に再現されたデザインが魅力の1脚。いわば、リ・デザインのリ・プロダクションです。
日本の住環境や日本人の体形に合わせて設計された小ぶりなサイズ感。テーブルから引き出す際やお掃除の時にも扱いやすいという利点があります。
またコンパクトな佇まいとは裏腹に、背もたれと座面のカーブが身体に優しくフィットするので、きっと誰もが安定した着座感を体感いただけるはず。
もちろん製造するメーカーが違ってもこの座り心地は共通の魅力です。でも、木材が違ったりサイズに微々たる差異があったりと少しだけ異なるそれぞれの小椅子。
イデーのダイニングチェアの特徴といえば、タモとブナ材の2つの材が用いられているところと、6つのボタンのようなダボパーツが黒というところでしょう。この遊び心を味わえるのはイデーだけです。
和モダンの佇まいと圧倒的にゆったりできる座り心地からいつしか虜になった低座椅子。そして、そのデザイン性と実用性を受け継ぐダイニングチェア。
見た目は言わずもがな、小ぶりながらしっかりと座り心地も継承された1脚(胡坐もかけました!)を目の前にしたら、なんだか長大作の3兄弟をコンプリートしたくなってきました。
同じ願望が脳裏をよぎった皆さん。それなら、少しだけイデーのエッセンスが加わったこの椅子から始めるのも良さそうです。
ダイニングチェア ナチュラル 板座 A
ダイニングチェア ナチュラル 板座 B
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