Feldballes Møbelfabrik
Kai Kristiansen

木そのものを贅沢に楽しめ、ディティールや動きのあるデザインが洗練された印象を生みだす北欧家具。

デンマークを始め北欧諸国は長く厳しい冬に室内で過ごす時間が多いという状況から、北欧のことばで『ヒュッゲ』（ほっとくつろげる心地よい時間、またはそんな時間を作り出すこと）を大切にし、家具のデザインもシンプルでいて飽きがこない、それでいて素材の良さを引き立てる洗練されたデザインが好まれ、昔から多く造られてきました。

そんな北欧家具の歴史を作ってきたといわれる巨匠デザイナー達は現代においてもその名を轟かし、数々の名作達を後世に残しております。

ハンス・J・ウェグナー、アルネヤコブセン、ボーエモーエンセン、フィンユール等、名前を挙げ出したらきりがないのですが、その中でも私が個人的に好きなデザイナーさんのひとりにカイクリスチャンセンというデンマーク出身のデザイナーさんがおります。

今日はそんなカイクリスチャンセン氏が1960年代にデザインを手掛けた希少なポップアップバーキャビネットが入荷致しましたので悦び勇みご紹介させていただこうかと思います。

特別なひと時。

>>この商品の詳細を確認する

北欧家具の黄金期ミッドセンチュリーを代表するデンマークのデザイナー『カイ・クリスチャンセン　Kai Kristiansen』。

代表作としてはNo.42やNV31、ペーパーナイフなどがあり、独特のリズムと洗練された佇まいをもつ軽快なデザインが特長的で、その優美なシルエットは世界各国のファンを魅了してきました。

また日本とも馴染みのあるデザイナーさんで、現在カイクリスチャンセンの名作No.42を作っている工房は日本の宮崎椅子製作所のみとなっており、カイクリスチャンセン自身何度も徳島の工場まで足を運んでくれております。

デンマーク人ではありますが、どこか私の祖父と面影が似ているのもどこか親近感を感じてしまいます（笑）

そんなカイクリスチャンセン氏のデザインは曲線を活かした独特の美しさを持つものが多いのですが今回入荷したポップアップバーキャビネットは同氏の作品の中でも一風変わったデザインと存在感を持つ一品。

ストレートラインを活かした静かな高級感を放つ佇まいと近未来的なギミックが融合した特別な作品に仕上がっております。

チーク材の杢目を引き立てるシンプルながら洗練されたシルエットは部屋の角や隅においてコンソールやサイドテーブル等としてそっと空間に華を添えてくれそうです。

天板がマットなブラックのリノリウムとなっており、上品に空間を引き締めながら上に飾るコレクションの魅力をさらに引き立ててくれそうですね。

そして何と言ってもこの家具の特徴はこのポップアップ機構。

鍵を回すとプシューという近未来的なギミック音と共にキャビネット内部に格納されたバー部分がするすると上にあがってきてその全貌を披露してくれます。

内部にはボトルやグラスなどが陳列できる特別な収納庫となっており、特別なお酒やお気に入りのグラスを上品に並べておくことができ、より高級感を感じさせてくれますね。

ゲストを招いた時に是非この鍵を回し、特別なボトルやコレクションしているグラス等の収納庫が上品にポップアップしてくる光景を見せてあげて下さい(笑)

他では感じられない特別な空間とシーンを演出することが可能となるでしょう。

いかがでしたでしょうか。

北欧ミッドセンチュリーを代表するカイクリスチャンセンが1960年代にデザインを手掛けた特別なバーキャビネット サイドテーブル。

その端正な顔立ちからは想像も出来ない程の近未来的なギミックと、歴史を刻んで風合いを増したチーク材の表情。

そして現在ではほぼビンテージ市場に顔を出すことができない希少性の高さも相まって、特別な所有感と他では類を見ない高級感と贅に浸る時間を提供してくれる贅沢な逸品となっておりますね。

是非カイクリスチャンセンが残した希少なビンテージ作品で特別なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。