FLOS
SPUN LIGHT

 

 

 

デザインという言葉一つとっても、その中には掴み切れない程の様々な要素が含まれています。

 

建築家がデザインするアイテムには安全に、住まう美しい建物のために研ぎ澄まされた構造的美観が潜みます。

 

インダストリアルデザイナーがデザインするアイテムには、マスプロダクトゆえの生産性と先進的な技術・アイデアが融合したユニークさが際立ちます。

 

その出自や学び取ってきたもの、働いてきた環境と人が積み重ねてきたものが結晶としてアイテムに残るとするならば、今回のアイテムのきらめきにはどんな成分が含まれているのでしょうか。

 

 

 

 

研鑽(たがねをとぐ)

 

 

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最近お問い合わせが多い照明のアイテム。最近の件数としてはテーブルライト>フロアライト≧定番のペンダントライト、というような感じでしょうか。丁度良い機会なので人気のシリーズをご紹介。

 

テーブルというある程度決まったスペースで使うテーブルライトはデザイナーズプロダクトでもコンパクトなものが多く、お部屋のサイズに係わらずに雰囲気を楽しめるものが多いです。

(直近ですとプルーヴェのランプドビューロ、ベースやクランプと仕様が豊富なトロメオ、イギリスのアングルポイズやフランスのジェルデとインダストリアルなアイテムも人気です。)

 

ペンダントライトは鉄板ともいえるルイスポールセンのPHシリーズ、同AJシリーズに、今ではGUBI社が製造するSemi、一枚のプラスティックシェードを綺麗に織り込んだレクリントやといった北欧照明、バブルランプAKARIといったアメリカモダン、そして日本でも竹のあかりのような和モダン等とバラエティ豊か。

おっと、スペースエイジの寵児ウェルナー・パントンのライトも忘れてはいけませんね。

 

これらは美しいデザインだけに留まらず、機能的であったりお部屋に馴染みの良い普遍性のある名作ばかり。

 

十分に楽しんだ照明を手放そうとお考えの方は、是非お気軽にご相談下さい。お待ちしております!

(リンクばかりですみません。目の保養にどうぞお役立て下さい。)

 

 

 

 

 

閑話休題。話は少し逸れましたが、あえて紹介しなかったグループがあります。それはイタリアのポストモダン。

 

ハンドクラフトを活かした精緻なモダンアイテムが最上とされていた時期が長く続き、新しい価値観を求めていた人々が生み出したポストモダン。この場合「モダン以降」という意味合いを指します。

 

スチールやガラス、プラスティックという無機質な素材の特徴を生かし、進歩する科学技術によって可能になったフォルム、幅広いカラーリングを含めて多彩な表現がもたらされました。

 

その中核を担ったのがスティルノボやカルテル、アルテルーチェやアルテミデ、といったイタリアのファニチャーメーカー達。その中に、今回のフロスも含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

建築家・デザイナーであるカスティリオーニ兄弟によって1960年に創設されたフロス。ワイヤーフレームに当時の最先端の樹脂素材をスプレーする事で生まれたコクーンシリーズや、モダンライティングの代表作アルコランプ等多くの名作を発表。

 

また若手のデザイナーを多く起用する事も特徴のひとつで、常に新鮮なデザインを私たちに示してくれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のデザイナー、セバスチャン・ロングは1971年ロンドン生まれ。芸術教育において長い歴史を持つNorwich School of Artと、ロンドン芸術大学のひとつCamberwell Schol of Artで彫刻を学んでいます。

 

自身がデザインディレクターを務めるエスタブリッシュドアンドサンズでは、インダストリアルなデザインが持つ魅力を上品に洗練させたアイテム、カラフルなテーブルに黒いラインを施す事でアメリカンコミックの中から飛び出したようなポップな印象のあるアイテム一癖ある面白いモノだらけ。

 

「こうあるべき」という概念を飛び越え更にまとめ上げる、高い実力を感じる事が出来る人物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モノトーンでまとめられた今回のフロアライト。何よりもそのフォルムが特徴的です。

 

サーリネンのチューリップシリーズを連想させるアルミのフレーム。そういえばサーリネンもゲートウェイ・アーチにはじまる彫刻のような建築物を多く発表していました。

 

遠目には継ぎ目がわからない程の滑らかな絞りはヘラ等を用いた手仕事で成形されているものと思われますが、もし自分がこんな精密に出来るかと言われたら素直にNOと言ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

全体的に細身の印象であるにも関わらず、見た目にも実用にも高い安定性を発揮しているのは流石の技術です。

 

ビンテージのフロアライトであれば出力が低く暗めになってしまうものもある中、今回は200Wまでの高出力に対応。

 

フットスイッチで無段階調節が出来るので、ムーディな柔らかな空間からインスタレーションのようなメリハリある影を作り出す事もこなします。

 

存在感があるフロアライトは融通が利かないものですが、これならどんなお部屋であっても活躍してくれそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

極限まで余分を無くしているのにも関わらず、使いやすくそして美しいフロアライト。

 

アルミフレームのため想像よりも軽く、取り回しが良いのもお伝えしたいポイントです。

 

アートに通じる美的感覚を普段に楽しめる逸品。定価は30万円オーバーと理由のある高級品ですが、今回はリユースならではのお値打ち価格のご提供です。

 

 

 

 

 

 

建築家が構造、インダストリアルデザイナーがアイデアで勝負するなら、彫刻家が携えるのは「形を捉える力」。

 

例えば一流の彫刻家は素材と向き合った時、すでに完成形が見えているという話を聞きます。

 

自分がイメージしたフォルムを形にするためには素材への深い理解が必要だからこそ、その一線を越えた実力者には素材が可能にする「新しい形」が生み出せるのです。

 

デザイナーからそれを作る職人まで、毎日強く意識する事で出来上がる「職能」。その価値を知る方にお勧めしたい、美しい1台です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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