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江戸指物 渡邉 高級 茶箪笥 水屋箪笥 あじろ編 黄檗材 桑材 在銘:松太郎 和家具 民芸家具 伝統的工芸品 ~ 気になる模様 ~ 【 買取と販売とレンタルのお店 】
江戸指物 渡邉
あじろ編 茶箪笥
本日は” 網代編 “が目を惹く茶箪笥のご紹介♪こちらは経済大臣指定伝統工芸品である江戸指物処・渡辺の茶箪笥です。網代編みの引き戸には桑材が使用され、木檗材の流麗な杢目が活かされたデザイン。
抽斗の側面には松太郎の刻印があり、貴重な初代の作品と思われます。・・・が、すみません・・・。もう売れてしまいました。なので今日は・・・
茶箪笥から5000年くらい昔に脱線したお話
ところで「網代編(あじろあみ)」ってご存知でしょうか?「名前は聞いた事ある」っていう方もいらっしゃるかもしれません。元々魚を捕るために川に立てた木や竹などを組んだ網状の仕掛けより由来。機械製造がないずっと昔、ある程度の面積がある物を自然界より得る事は難しく、” 編む “という工夫が生まれ、今日でも様々なかたちで応用されています。
今から約15,000年から5,000年頃まで続いた縄文時代。「火焔型土器」や「土偶」等思い浮かべる方も多いと思いますが、網代編の手法は「縄文ポシェット」と呼ばれる腰に掛ける小ぶりのポシェットにも見られます。この時代、既にピアスをしていたりと、意外にも私たちの先祖はオシャレさん!
重要文化財「縄文ポシェット」は、ちょうど9月2日まで東京国立博物館の「縄文展」にて展示中です。縄文好きの私はもちろん実物を観てきましたが、いつもは全国の博物館や資料館、遺跡まで足を運んで観ていたので、こんな大規模な展示、奇跡みたいな話です!もう2度とないかもしれないので、夏休みの最後にぜひ行ってみてください!(ちなみに私は火焔型土器よりも水煙紋土器が好きです。)
生きるため、食べるための道具として生まれた” 編む “行為を、魅せるための表現に応用したのが、今回の茶箪笥。実用的には別になくても困らない網代編の引き戸ですが、有ると無いでは心に伝わってくるものが変わります。いってしまえば縄文土器もまた、特に縄文中期頃の隆起した装飾は実用的には使いづらいものですよね?
縄文展では同時代に作られた世界の土器を比べるコーナーがありましたが、世界的に見ても圧倒的に個性が強く、模様と自然信仰をつなげる日本人の美的表現力に驚かされます。
使う人に” 心のゆとり “や” 豊かさ “を感じさせてくれる日本の造形美。実際、この茶箪笥と縄文ポシェットの因果が有るにしても無いにしても・・・。あなたの身の回りにあるちょっとしたキーワードから掘り下げて調べてみると、何か面白い発見があるかもしれませんね!?
—————– SPEC —————–
Item number: RH18-15
Size: W91 × D35.5 × H127.5 cm
Price: SOLD OUT
詳しい画像やコンディションは
» ONLINE SHOP のページでご確認いただけます。
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