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北欧ビンテージ & ジャパンビンテージ チーク材 チェスト ~表情は豊かなほうがいいってもんです~
Scandinavian & Japan
Vintage Chest
喜怒哀楽。まぁ実際のところ、怒っている顔なんてあまりお目にかかりたくはありませんが、表情は豊かなほうがいいってもんです(たぶん)。
そしてそれは、人間だけでなく家具だって同じ。
日本と北欧、チークの表情。
表情がさまざまな家具、といえばチーク材の家具。“ 経年による木色の変化=表情 ”を楽しめる木材として代表的な存在のひとつです。
ありきたりな表現ですが使うほどに味が出る。飴色になり光沢が出たチーク材は、特にビンテージの家具ほど深みが増して、言うまでもなく美しく変貌を遂げます。
でも同じ“ チーク材 ”といえど、その表情には個性があるのです。
こちらが現在在庫している日本のビンテージチェストの木肌。
もともとの仕上げに使われているオイルの色味の違いでも差は出ますが、やや黄味の強い木肌です。
そしてこちらが北欧ビンテージチェストのチーク材。
先ほどよりも少し赤みを帯びています。
チーク材はその歴史の中ではもともと「造船用」の木材。家具に使われる木材ではありませんでした。
その特性にいち早く目をつけたのがイギリスということもあって、豪華客船クイーンエリザベスにはもちろん、高級列車オリエンタル急行に用いられています。
それから、日本の皇室用客車にも用いられていたとの記録もあるようですが、その起源に北欧はいません。
こんなにも北欧の印象が強いのに、なぜ?
実は戦後、あの有名なフィン・ユールやハンス・J・ウェグナーなどの北欧デザイナーたちが家具に用いることで、「北欧=チーク材」の構図が出来上がったんだそうです。
さて、話を戻して、それぞれのディティールをチェックしていきましょう。まずは、日本のチェスト。
把手は幅約7cmのつかみやすいつまみ式。ちょっとおおきな柿ピーです(え?見えない?)。
抽斗は5杯で、全体の高さはやや低めの90cm。大人にも子どもにも使いやすいサイズ感です。
続いて北欧のチェスト。こんな細い把手をどうやって掴むんだろう…と思ったら、ちゃんとありました。くぼみ!
なおしっかり両手で引き出さないと、うまく開閉できないのでご注意くださいませ。
ちなみに抽斗は5杯。服を仕舞うのにちょうどよい内寸です。
しかもこちらは鍵付き。ちゃんと施錠できます。
最後に大きく異なる脚元のデザイン。日本はどっしり、北欧はすっきりです。
どっしりは床面にぴったり設置できるので、掃除の必要はなし。
すっきりは高さがあるのでそんなに手間はかからないものの掃除は必要。だけど、脚がある分圧迫感のない空間になります。
どちらがお好みですか?なんてお決まりのフレーズで締めようと思っていたのに、途中で日本のチェストは新しい持ち主が決まりました。
2つが並んでいたから…なんて軽い気持ちで比べてみることにしましたが、並ぶとその表情の違いは歴然です。
もうこればかりはお好みで!としか言いようがありませんが、見るものすべてを虜にしてしまうチーク材の表情。
並んだ姿を実際にご覧いただくのはまた次の機会に、となってしまいましたが、チーク材を見るたびに出会う度に、ぜひその“ 個性的な豊かさ ”を楽しんでいただきたいと思います。
ジャパンビンテージ チーク材 チェスト 5段
北欧ビンテージ チーク材 ハイチェスト 抽斗6杯 鍵付
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