お好みのテイストはどちら？

 

 

お家のインテリアの種類は多数あって、どのようなテイストにしたいか・好きなのかを頭で考えながら家具を購入される方がほとんどのはず。

 

その中でも【モダン】と【北欧】ってある意味対極に位置するテイストだと思うのです。

 

モダンはキリっとスマート、そしてクールで大人びた雰囲気、変わって北欧はあたたかくて、安心感のあるほっこりした雰囲気。色で言うとコントラストがハッキリしたカラーがモダンで、優しいニュアンスカラーが北欧でしょうか。

 

プラス、巨匠と呼ばれる歴代のデザイナーたちが生み出した家具も、この2つに分類されることがしばしば。・・・ということで！この相反する(と思っている)2つのテイストの家具を比べて見てみよう！と思い立ちました。

 

 

 

ジャンル別に見てみましょう。

 

 

モダンな家具は【左】。北欧な家具は【右】に配置した写真でジャンル別にご紹介です！

ぜひチェックしてみてくださいませ。

 

 

 

【モダン】Cassina LC2 【北欧】GETAMA GE236

 

 

 

 

まずはハイクラスのモノが揃っているソファから。

 

Cassina / カッシーナのLC2は、ル・コルビュジェを筆頭に、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンによってデザインされた最高峰のモダンファニチャーです。クロームメッキのフレームに納まった、ブラックのボックスクッション。無駄の無い最小の構成でありながら、最大の快適性。“洗練された”という言葉がぴったりハマるのはこのソファだと思っています。

 

そして、北欧家具の中でもすこぶる人気なGETAMA / ゲタマのGE236。デザインは言わずと知れたハンス・J・ウェグナー。一見直線的なデザインですが、背もたれをぜひ見て欲しい。オーク無垢材が削りだされ出来上がったフォルムから、ウェグナーデザインを感じることができます。

 

価格はどちらもソーリッチですが、それだけの価値アリです。

 

 

【モダン】Fritz Hansen PK22【北欧】Carl Hansen & son CH28

 

 

 

 

こちらのイージーチェアはどちらも北欧ブランドですが、Fritz Hansen / フリッツハンセンのPK22はモダンインテリアにピッタリなチェア。スチールレッグの先端はわずかに曲げられており、このわずかな接点で支えられたデザインが緊張感があってエレガント。ガラステーブルとの相性も抜群です。ラタン張りは上品さがマシマシ。ブラックレザータイプのPK22はラグジュアリーな雰囲気が漂います。

 

ソファに続きイージーチェアにもウェグナーをピックアップ。ペンギンが羽ばたいたような愛嬌のあるアームに、ところどころ“抜け”のある組み方、ぐるりと見渡したくなるデザインです。なにより座り心地がイイ！このイージーチェアの隣にライトを置けば上質なヒュッゲを楽しめそうです。

 

 

 

【モダン】Cassina 452 LA ROTONDA【北欧】PP Mobler PP85

 

 

 

 

軸となる1本の脚に4本の脚が差し込まれたまるでオブジェのようなCassinaの452 LA ROTONDA。クリアガラス天板となるので、この迫力ある脚部を存分に眺めることができます。頑丈さもお墨付き！写真だとあまりその迫力を感じないかもしれませんが、このアッシュ材の脚は、厚さが11.5cmもあって、とにかくダイナミック。

 

またまたウェグナーですみません・・・。ですが！このテーブルもレアモノなので外せませんでした。何がレアなのかと言いますと、天板がリノリウムとなっているのです。現行でこの仕様はありません。前述の通り、私の中で北欧の色味ってニュアンスカラーという印象なのですが、このリノリウム天板がまさにそう。artek / アルテックの家具にも、リノリウム天板のテーブルやチェアがあって、やっぱりその淡いカラーリングが素敵なんですよね。

 

 

【モダン】Cassina CAB CHAIR【北欧】Fritz Hansen GRAND PRIX CHAIR

 

 

 

 

ダイニングチェアこそ名作が多く、どれを比べようか迷ってしまいましたが、こちらからは贅沢なチェアと最高のチェアを。

 

贅沢なチェアであるのはCassinaのCAB CHAIR。この椅子全体に覆われているのは高級な本革です。椅子に厚革のジャケットを被せるというまるでファッションのような画期的な発想で構成。脚部のつなぎ目はちゃんとジッパーで止められているんだから、これがまたスゴイ。モノトーン系のモダンインテリアでカッコよく合わせてみてはいかがでしょう。

 

最高のチェアと言ったらFritz HansenのGRAND PRIX CHAIR 。（そのまんま！）デザインはアルネ・ヤコブセンによるもの。そう、世界初となる成型合板による背座一体の名作、アントチェアを生み出したデザイナーです。「世界一美しい美術館」とも呼ばれるデンマーク【ルイジアナ美術館】にも彼の家具が使用されていたり。北欧インテリアを楽しむなら、彼の椅子もかかせません。

 

 

【モダン】Cassina LC4【北欧】Walther Nielsen

 

 

 

 

シェーズロングの代表的なものと言えばCassinaのLC4ですね。この椅子もル・コルビュジェたちがデザインしたLCシリーズのひとつ。人間の体のラインに合わせて綿密にデザインされた背のカーブ、ベースとシートは分かれており、シートをずらすことで寝る角度を変えられ、ご自分の体形に合わせることが可能。もちろん、デザインは相変わらずスタイリッシュ。さすがCassinaブランドです。（残念ながらこちらの商品はSOLD OUTとなります。）

 

そして北欧のシェーズロングも実はあるんです！デザインはWalther Nielsenによるもので、彼が造る家具はあまりにも高価だったため量産には至らず、今では彼のすべての家具が希少なプロダクトとなっています。このシェーズロングも成型合板によって構成された一体型の設計。一度横になると中々起きれなそうですが、サイドにはテーブルが設けられていますし、コーヒーや本を片手に思う存分、寛いじゃいましょう。

 

 

【モダン】USM Modular Furniture Haller system【北欧】Danish vintage item

 

 

 

 

大きなシェルフを置くことでお部屋の雰囲気がガラリと変わってきますね。

 

自由自在なユニットを設計することが出来るシステムキャビネット、USM Modular Furnitureのハラーシステム。オフィス家具としてだけでなく、じつはお家のインテリアにもオススメなアイテム。モダンなインテリアがお好きでしたら、尚オススメしたい！現在インプションでは『 USED USMハラー カスタムオーダーサービス 』を実施しており、数量限定でカスタムオーダーをお受けしております。ご依頼数に限りがございますので、気になっている方はお早めにご相談下さいませ。

 

チーク材が使用されたザ・北欧ビンテージなデザインの大型キャビネット。やっぱりチーク材が使われている家具って雰囲気の良さがまるで違いますね。テーパーした脚や角が少ない曲線が多く使われたデザイン等は、現代の北欧スタイルの家具でもよく見かけます。

 

 

【モダン】FOSCARINI Caboche 【北欧】JAKOBSSON LAMP

 

 

 

 

189個のオーナメントは透明度を持つPPMA樹脂が使われており、その美しさは圧巻です。朝日や電球の灯かりで宝石のようにキラキラと輝くさまに見ていてうっとり。より高級感のあるラグジュアリーモダンなインテリアへと誘ってくれそうです。

 

モダンな照明は光を透過する直線的な明かりの印象が強いですが、北欧の照明は光の陰影を楽しむものが多い気がします。Louis Poulsen / ルイスポールセン然り、LE KLINT / レクリント然り。 僅かな隙間から漏れる灯かりにほっこり。

 

 

【モダン】BIEFFEPLAST PADOVA  Boby Wagon【北欧】Andreas Tuck AT3

 

 

 

 

一見シンプル。だけれど見る角度によって収納スペースがそれぞれ違っていて、表情が変わるのがボビーワゴンのおもしろいところ！白や黒がオーソドックスですが、BIEFFEPLAST PADOVA社製のビンテージ、ビビットなイエローやレッドをお部屋のアクセントとして取り入れるのもアリです。

 

どこか軽快でリズムのあるデザインで一目見て北欧家具とわかる洗練された佇まいのAT33。こちらもウェグナーによるものです。多くの時間を部屋で過ごす北欧だからこそ、ものづくりをすることも多い。そんな中で生まれたのがこのソーイングテーブル。十分な収納や機能が完備され、細かなディティールまで行き届いた丁寧な造りはさすが北欧の巨匠のデザイン。

 

 

あとがき

 

 

実際に比べてみましたが、どちらのテイストがお好きだったでしょうか？

 

じつはインプションの商品はテーマごとに検索することも可能です！どちらのテイストの方が好きか決まったら、モダンな家具をお探しの方は、『モダン系高級ブランド』から。北欧のビンテージは『ヴィンテージの北欧家具』より素敵な家具をお探しくださいませ。ぜひこの検索機能を活用して、インプションでのお買い物をもっと楽しんでくださいね。