TECTA
K21 Center Table

 

突然ですが、素敵なアイテムを愛する人たちこそ、心のどこかで人に新しい価値を生み出す事に心焦がれていると私は勝手に思っています。

 

実業家であれば多くの人がその対価を喜んで払うようなサービスを、音楽家であれば目の前の風景を変えてしまうような音の流れを、小説家であれば、まるでその世界の中で生きているかのような追体験をさせてくれる文字の海を。

 

それではインテリアのアイテムはどうでしょうか。

素敵なテーブルが入荷しておりますので、少しご一緒して頂ければ嬉しく思います。

 

 

人の暮らしを変えてゆく価値

 

 

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今回は、オリジナルブランドから信頼あるセレクトまで幅広いアイテムが人気のショップ、アクタスで取り扱われているテクタ(TECTA)のテーブルです。

 

ドイツのほぼ中央のローウェンホルデに位置し、1972年という年を境に大きく企業としての在り方を変えたファニチャーメーカー、テクタ。

 

テクタの中心人物であり躍進の立役者であるアクセル・ブロッホイザーはその年にテクタをその工場ごと譲り受けましたが、それ以前は東西で分裂していたドイツの東側で家具製造を家族で営んでいました。

 

ふとしたきっかけで出会ったアイテムに、ブロッホイザーはその人生の舵を大きく切ることになります。

 

 

 

 

 

 

そのアイテムはゆりかご。小さな子どもをあやすための昔ながらの家具ですが、目にしたそれは雰囲気を大きく異にしていました。

 

三角に四角そして丸を組み合わせ、色も図形に合わせて黄、赤、青と塗り分けられた1台。伝統的なゆりかごからすると同じものとは思えない革新的なデザインのものでした。

 

それまでは家業の家具づくりには興味が無く、彫刻家を目指す手段として椅子を作るくらいであったブロッホイザーでしたが、その不思議のもとを調べるごとにその魅力にはまっていったそうです。

 

 

 

 

 

モダンデザインを話す上では避けては通れない「バウハウス」と呼ばれる潮流。

 

粗悪なアイテムも多かった19世紀末から20世紀にかけて、高品質で機能的、そして機能的がゆえに美しいデザインを行うために設立された教育機関バウハウス。またそこで育まれた思想を指す言葉としても使われています。

 

バウハウスは直訳すると建築の家。写真やグラフィックデザイン、テキスタイルやセラミックと様々な課程が存在していた学校でしたが、それを最終的に総合するものとして建築を目標においていました。

 

 

 

 

 

 

今ではモダンデザインの魅力をなんの心配もなく享受できる時代となりましたが、社会主義下の東ドイツにあっては危険な個人思想と取られていたようです。

 

300人程所員がいた家具工場は弾圧され閉鎖へ。逃れた西ドイツでモダン家具を製造するために出会ったのがテクタ社です。

 

作りたかったけれども作れなかった。そんな環境からの脱却が叶いブロッホイザーはより精力的に名作を求め活動します。

 

 

 

 

 

バウハウス初代校長ウォルター・グロピウス、3代目校長ミース・ファンデル・ローエ、先ほどのゆりかごをデザインしたピーター・ケラーやパイプフレームを用いたカンティレバー構造を世に広めたマルセル・ブロイヤー、その先駆けでもあるヘリット・トーマス・リートフェルトなど。

 

情報を得る手段も少なかった当時にデザイナー達とコンタクトを取り名作を多く復刻。これだけでもその熱量を感じる事が出来ます。

 

そして今回のアイテムに係わっているのは建築家ジャン・プルーヴェ。

 

 

 

 

 

 

テーブルの天板は不思議な形。正方形でなければ長方形でもない、楕円でも台形でもないユニークなフォルム。

 

良く見てみると、それぞれの辺からの視線が真正面からぶつかり合わないようになっている事がわかります。

 

テーブルを囲む人全てが等しく意見を交わすようなミーティングテーブルであれば長方形や正円のような形もより機能しますが、ダイニングやリビングなど業務的なところから少し離れた場所であれば、今回のテーブルの良さをより感じて頂けると思います。

 

 

 

 

 

 

親交を深めていたブロッホイザーとプルーヴェ。プルーヴェが亡きあとに残されたのはこの天板のスケッチ。実際に形にするべくブロッホイザーは交流のあるデザイナー達のアドバイスを受け、1990年にテーブルを完成させます。

 

最初に完成したのはM21と呼ばれるダイニングテーブル。のちに多くのシチュエーションに対応できるようリサイズしたものや脚のタイプが異なるものなど様々なバリエーションが作られています。

 

 

 

 

 

今回はK21と呼ばれるセンターテーブル。テーブルを先入観で左右対称であると考えていれば、取り入れる事に抵抗があるかも知れません。けれども使用者の目線に立ってデザインされたアイテムはその違和感を払拭する美しいバランスを保っています。

 

現行で取り扱われているものには見られない天板に備わったドロワー。天板高が低くなるセンターテーブルで不足する、使いやすい収納スペースをより手元に近い形で用意しています。

 

底部にはガラスが敷かれ、引き出した際の視認性も良好。白木であれば味気なく、濃色の木であれば中身が判別しづらい問題をスマートに解決するアイデアです。

 

 

 

 

 

美しさを形にしてくれる偉大なデザイナー達が今にその名前を知られているのは、ひとえにアイテムが使える形で残っているから。

 

ブロッホイザーはデザイナーが描いたアイテムを実物にする事に腐心しました。恋焦がれたアイテムに対して自分の立場で出来ることを誠実にこなす事で、テクタはモダンのデザイナーズアイテムにおける揺るぎないトップブランドになっています。

 

そんなテクタの持ち味を存分に愉しめるセンターテーブル。同じ仕様の物が見つからない程の希少な1台です。

ソファやラウンジチェアのお供をお探しの方はこの機会にいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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