オールドカリモク karimoku オーク無垢集成材 ダイニングテーブル W120 ジャパンビンテージ ~中庸の良さ~
Old Karimoku
Dinning table
35度越えも何日か続けば当たり前の感覚になるようです。暑いですが。
ちょっとフライングしてきたセミもいるようですが、梅雨明けもきっともうすぐ。
そうなると、青い空、入道雲、夏野菜、水遊び、甲子園、花火、流しそうめん。そんな日本の夏がやってきます。
経堂店からは、七夕のタイミングで商店街に付けられたピンク色の吹き流しが遊んでいる様子が見えます。
このブログをご覧の皆様は今年の夏を過ごす準備はお済みでしょうか。
もしテーブルがない!なんて方がいたら、ちょっと見て頂きたい1台が入荷しているんです。
中庸 ≠ つまらない
今回のご紹介はダイニングテーブル。
その名の通り、食事を中心とした物事を行う目的で作られたテーブル。
椅子に座った時に収まりが良く、勉強や読み物、視線の先にディスプレイがあればテレビや映画鑑賞の時にも役立つ、正に部屋の中心。
やっぱりしっかりとしたものが欲しいカテゴリーですよね。
今回のテーブルを製造したのはカリモク(karimoku)。家具を探した経験がある方ならほぼ全ての方が耳にした事があるかと思います。
戦中の1940年、愛知県の刈谷市に創業した木工所をきっかけに、1947年「カリモク」の名に繋がる刈谷木材工業株式会社が設立。
戦後復興の機運が高まるなか、当時人気であったミシンテーブルの製造から、東海地方ということもあり輸送用の箱をトヨタの関連会社に、ピアノの弦をたたくハンマーを河合楽器らへと納入するなど、順調に技術を業績を伸ばしてゆきました。
その後は高級シリーズ ドマーニやモーガントンといったラインナップの強化から60 VISIONへの参画によるロングセラーアイテムの復刻など、現代の暮らしに馴染み深い流れへと続いています。
そんなカリモクが作ったアイテム。日本で生活する上では申し分のないクオリティです。
天板はオークを丁寧につなぎ合わせた無垢集成材。もともとオークは家具材の中でも木目の動きが豊富なほうですが、それが集まることで色々な模様を見てとることができます。
虎の模様に似ていることから云われる「虎斑(トラフ)」もまた様々。落ち着いた色味なので悪目立ちはなく、このテーブルならではのポイントとしてお楽しみ頂けます。
このテーブルは天板裏のステッカーから1960~1980年代頃に製造された、いわゆる「オールドカリモク」と呼ばれるビンテージアイテム。
天板縁のなだらかな面取りや、脚部の外側が柔らかなカーブになっていることなど時代のデザインがとてもレトロです。
以前学芸大学店に入荷していた天童木工のダイニングテーブルも良く似たデザインをしておりました。
ひょっとするとテーブルでエリアを区切るような、ポストモダンの影響を受けた流行デザインだったのかもしれませんね。
テーブルはおおよそ幅120 × 奥行75センチ。二人が横に並んでも問題なく、両面からでも壁付けでも邪魔にならない絶妙なサイジングです。
高さは約68センチと日本のビンテージらしく抑えめ。デザインもあってか圧迫感も少なめなので、低めのテーブルをお探しの方にも、スッキリとしたお部屋を作りたい方にもお勧めできる仕上がりです。
時代によっては「古臭い」となってしまうアイテムもある中、中庸なデザインで使いやすく、組み合わせ次第で色々と楽しめそうな1台。
歴史を紡いできたカリモクだからこそ今に新しいダイニングテーブル。タイムスリップしたテーブルを使って、今年の夏を楽しく過ごしてみませんか。
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