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イギリス アンティーク ライティングビューロー デスク 英国 オーク材 アールデコ 1930’s ヴィンテージ ~天板を展開することで空間の一角を書斎に変える。~
UK Antique
Writing bureau
古き良き英国の香りを色濃く残すライティングビューロー。
力強く上品な杢目が特徴のオーク材がいい表情を造り、当時流行していたアールデコ特有の装飾様式が目を惹きます。
収納とデスク。それを可能にする機能的な側面を持ちながら、英国アンティークの風格を漂わせ、これ一つで空間を変えてくれる確かな存在感。
本日はそんなイギリスのライティングビューローのお話です。
天板を展開することで空間の一角を書斎に変える。
ライティングビューロー。
日本ではあまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。
その名の通りwriting (書き物をする机) + bureau (引き出し収納)が組み合わさった 2つの機能をひとつの家具で持ち合わせた大変便利な家具のことを指します。
ビューローの原型はバイブルボックス(聖書を仕舞う為の箱)と言われております。
15世紀までは、読み書きはもちろん本を所有すること自体も一般市民にとっては縁遠いことで、デスクというものも存在しませんでした。
15世紀になってまず、本が見やすい様に最上部が緩やかにカーブし、そこに本が置けるタイプの引き出しが出てきました。これは教会の神父や、書物の複製を生業としていた人たちに愛されました。
のちにその引き出し自体が大きくなり、最上部の板が開いて中に文具などのこまごましたようなものをしまうことができる形になっていき、ライティングビューローという物書き用のデスクが生まれていきました。
ロンドンの住宅の物価は東京よりも高く、スペース不足。日本の住宅事情にも少し似ていて、あまり場所を取らず空間を有効活用できるこのような家具の需要が増えたのかと思われます。
この構造なら収納のスペースとして確保している場所を、扉の開閉ひとつで簡単な書斎へと変えられ、書物やお仕事ができます。
扉の中身は細かく仕切られており、整理整頓しやすくなっており作業効率もあがりそうです。
諸説ありますが17世紀に輸入された日本の櫃からインスパイアされて原型が出来あがったという話もあります。
なんだか少し嬉しいお話ですね。
フルール・ド・リスが描かれた可愛らしい装飾や、非常に珍しい縦のハンドル、オーク特有のトラフ、アンティーク家具特有の古艶(パテナ)も堪りませんね。
自分専用のデスクが欲しいけどスペース的におくのは厳しいのでダイニングテーブルなど家族共有の場所をデスクとして使用している方もいるでしょう。そんな方や、自分だけの書斎を作りたいと思っている方には是非オススメしたい逸品です。
今回入荷したモデルはイギリスでよく見かけるライティングビューローとは少し違った、アールデコ様式を取り入れた優美で可愛らしい雰囲気です。
全体のディティールとしてもどこか丸みを帯びたコロンとしたフォルムと、ちいさめのサイズ感。
そして随所に見受けられる拘りの装飾の数々と、なかなか目が離せない逸品となっております。
是非本物のアンティーク家具で、あなただけの書斎を作ってみてはいかがでしょうか。
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