ANGLEPOISE
Type75  Floorlight

 

 

 

気温はそこそこありつつも、どこか肌寒い小ぶりな雨の日。いかがお過ごしでしょうか。

ご来店はいつでも大歓迎ではありますが、こんな日は家でゆっくり本を読むのも素敵かもしれません。

 

ちなみに私が最近買った本の中で一押しなのは、近年1、2を争う濃い内容の「ヴィンテージトピア」の本。

 

国分寺に自身のヴィンテージショップを構える著者の方が、1960-70年代のイギリスのファッションを服はもちろん音楽、文化、当時の情勢を振り返りながら解説。

メインどころの情報だけではなく、自身の印象や保存されることの少ない報道や雑誌の情報を取り交ぜたディティールのある解説は当時へタイムスリップしたようです。

 

UKロックシーンにあまり詳しくない私でも楽しく読めています(只今読書中)ので、英国好きな方は是非チェックしてみて下さい。

 

今回のご紹介はそんな(私が)興奮冷めやらぬ、イギリスで生まれた名作照明のひとつ。

宜しければ是非最後までお付き合いください。

 

 

 

 

 

イギリスという国の魅力

 

 

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今回のご紹介はフロアライト。ちなみに近年照明をお探しの方はとても多い印象です。

 

インテリアに限らず、最近はペールトーンやバランスの良いマルチカラー、モノトーンとあえて印象に残らないようなミニマルなアイテムが好まれる傾向。

 

結果色味が少ないお部屋をどう彩るかとなった時に、照明を巧みに使う事がその解決案の一つとして取り上げられているようです。

 

 

 

 

 

 

照明には色んな種類があります。

 

夜に光をもたらすペンダントライトやシーリングライト、作業効率を確かに上げてくれるタスクライト、一日の終わりを静かに照らすテーブルランプ。ウォールランプやホリゾンタルライトなどの間接照明は最近よく目にするようになりました。

 

実用性のみを考えると強い照明をお部屋の中心にひとつ置いて完結してしまいますが、少ない光量でも少しずつ持ち寄ることで「雰囲気はあるけど暗すぎない」お部屋づくりが可能に。

 

一点もので圧倒するよりも、自分らしい組み合わせで柔らかく受け止める。暮らしの文化に成熟が出てきたから生まれた、注目のポイントです。

 

 

 

 

 

 

そういった意味ではちょっとユニークな今回のフロアライト。

 

ベースとなっているタスクライトの部分に、フロアライト用のポールを接続したモデルになります。

 

 

 

 

 

製造したのはイギリスのライティングブランド、アングルポイズ | ANGLEPOISE。

 

1923年、エンジニアとして活躍していたジョージ・カワーダインが自動車用のサスペンション(ばね)システムを応用したことで出来上がったデスクライトは、アームの自在な移動を叶える画期的なデザインでした。

 

 

 

 

 

 

まず前提として、光を放つ照明部は電球、ソケット、シェード、スイッチとパーツが集まるためにそれを操るアームよりも重くなります。

 

それまでデスクライトはシェードがカバーする範囲のみでの使用、もしくはアームを万力などで固定するといった方法しかなかった時代。

 

アームに繋がれたスプリングは重さを受け止める強度を持つだけではなく、アームの移動で変わる荷重に「伸びる」ことで対応します。

 

これによって、好きな位置で固定出来るだけではなく動かしやすいという、矛盾を解決したデスクライトが誕生したのです。

 

 

 

 

 

 

年月を経てもその人気は衰えず、近年はポール・スミス氏やマーガレット・ハウエル女史といった英国を代表するデザイナーがアングルポイズからそれぞれのアイテムを発表しています。

 

その中心となったのは、2003年よりアングルポイズのデザインディレクターを務める”サー”・ケネス・グランジ。

 

その活動は幅広く、カメラ、アイロン、郵便ポスト、特急車両、パーキングメーター、そしてロンドンの象徴でもあるキャブタクシーとまさにイギリスの暮らしをデザインで支えた国民的な人物。

 

そんな氏が、ディレクターに就任した翌2004年に発表したモデルが今回のType 75です。

 

 

 

 

 

 

オリジナルモデルと呼ばれる1227と比べると、より近未来な印象を感じさせるシェード。

 

シームレスに膨らむシェードの根元は放熱を兼ねた孔がパンチングされ、そのドットパターンもどこかサイケデリックです。

 

 

 

 

 

 

 

軽くて放熱性も良い、アルミニウムの素材を活かしたシルバーカラー。

 

アームの自在性に加えてシェードも左右に180度、上下に45度程調整が可能なため、使い方も様々です。

 

フロアライトはもちろん、クランプ式のようにテーブルのスペースを取らないデスクライトとして。

 

間接照明、スタイリッシュなシルエットを活かしてインスタレーションの照明としても申し分なさそうです。

 

 

 

 

 

今では実力のあるデザイナーは海を越え、国際的な活躍も当たり前になった時代。

 

それでもアングルポイズの中心にはイギリス出身のデザイナーがいることに、「イギリスらしさ」を常に探しているようにも感じられます。

 

世界に認められるイギリスらしさ。かつて音楽やファッションというカルチャーを生み出したのはそんなちょっとした反骨心なのかもしれません。

 

人の心に確かに突き刺さる、そんな尖りがカッコいいフロアライト。

是非この機会にいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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