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UK ビンテージ UK Vintage サイドボード ～モノを超えた雰囲気を求める方に～
UK Vintage
Sideboard
こんにちは。最近は色の良いタンブラーを購入し、眺めては悦に入っているのを気持ち悪いと自覚しつつも止められないトリスです。1つでこの状態であれば後々揃えだした際（揃えるのは確定です）に、どうなってしまうのかが心配です。
当時の人が、考えを凝らして作ったであろうその背景に、物を超えた何かを感じるのが好きなのかもしれません。
皆さんは食器や家具など、モノを購入する際にはどのような基準がありますでしょうか。
人が物を求める時には必要の用というものもありますが、手持ちの食器や小物が充実してくると、それを収納する家具にもこだわりたいと考えるもの。このブログをご覧いただいている方であれば「自分の心の琴線」に触れるものを常に探しているのかと思います。
今回ご紹介するのはそんな方にもきっと喜んで頂ける、イギリスビンテージのサイドボードのご紹介。
～モノを超えた雰囲気を求める方に～
こちらは神奈川の葉山にあるおしゃれなお店、「Katy’s HAYAMA」さんで購入されたもの。幅約107cmと、コンパクトな佇まいが可愛らしいです。
イギリスの家具は時代によって様々なディテールがあり、今回の脚部は「ツイストレッグ」と呼ばれるもの。
挽きものと呼ばれるロクロ細工によって作られた、16世紀から17世紀にかけて流行したディテールです。
連続する流線形はとてもエレガントで、時代を経たアンティークの濃淡もあってとても品がありますね。
真鍮の取っ手には同じく螺旋模様のものが採用されています。
全体的に施された数珠のような細工はスタッズではなく木工にて作られたものですからちょっとした驚きです。
そして鍵にはタッセル（ふさ）が付いています。（左右共通の鍵となります。）
同時代のものかは不明ですが、脚部と取っ手、取っ手とタッセルと、拵えた人のこまやかさが感じられついニヤリとしてしまいます。
全体的な形は直線的でありつつも、ツイストレッグや金具等の柔らかなディテールで丁度良いバランスとなっております。
強い個性を組み合わせてインパクトのあるお部屋を演出するのも良いですが、多くの時間を過ごす部屋ですから落ち着いた雰囲気にしたいものですよね。
直線的で、とがったところがありつつも、滑らかで、柔らかいところもある。
一言で言い表せないところはまるで人間のようだと感じました。
良い家具とは分け入ってみると、消費されてゆく単なる「モノ」を超えた、そんな複雑さを持っているのかもしれません。
ちなみに扉にはマグネットが付き、プラーンとだらしなく空きっぱなしになることはありません。
ちゃんと現代の使用に応じてアップデートされております。
そんなビンテージの品物は一期一会。サイズ感も良いお品物です。気になる方はお早目にお問合せ下さいませ。
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