PMJ Viby J Poul M. Jessen
scandinavian vintage cupboard

経年で風合いを増したチーク材の綺麗な杢目。

北欧家具の意匠を色濃く感じる事の出来る洗練されたデザイン。

北欧デンマークのデザイナー『Poul M. Jessen』が北欧家具黄金期にあたる1950’s ～1960’ｓにデザインを手掛けたWide cabinet Sideboard。

見るだけで心が躍り、そこにあるだけで空間を変えてしまうそんな特別な存在感を放つ逸品が祖師谷大蔵店に入荷してくれましたので、悦び勇みご紹介させていただこうかと思います。

北欧家具の意匠

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デンマークを始め北欧諸国は長く厳しい冬に室内で過ごす時間が多いという状況から、北欧のことばで『ヒュッゲ』（ほっとくつろげる心地よい時間、またはそんな時間を作り出すこと）を大切にし、家具のデザインもシンプルでいて飽きがこない、それでいて素材の良さを引き立てる洗練されたデザインが好まれ、昔から多く造られてきました。

経年で色付いたあたたかみあるチーク材の杢目、どこか軽快でリズムのあるデザイン。

木そのものを贅沢に楽しむことができ、動きのあるデザインやディテール、そのどれもが心地よい空間を生みだしてくれます。

そんな”ヒュッゲ”という言葉を体現したかのような心地よい雰囲気を纏うこのWide cabinet Sideboard。

ハンス J.ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、フィン・ユール、アルネ・ヤコブセンなどの歴史に名を残す巨匠デザイナー達を中心に世界の名作と呼ばれる作品が次々に誕生した時代1950～60年代に、北欧デンマークのオーフスの南西部にあるかつての町Viby J の工房『poul m jessen møbler』で生まれました。

デザインを手掛けたのはポール・ジェッセン Poul M. Jessen。

心地よい洗練されたリズムを持つ彼の作品の中でもおそらく一番大型とも言えるサイズ感を持ち、お部屋の印象を大きく変える存在感を放ちます。

また、この吸い込まれそうなほどの美しさを持つ材質は北欧家具で主に使用されていることで有名なチーク材。

「木の宝石」とも呼ばれる美しい杢目と独特の色味、表情を持つチーク材は歴史を刻むごとに風合いを増し、自然の温もりと上品さが同居する美しい佇まいを纏います。

さすが家具を代々大切にし、共に住まうパートナーとして考える北欧の人々に長く愛され続けた木材ですね。

自然のぬくもりと美しさを感じさせるチーク材を惹き立てるシンプルながら優美なデザインも相まって、より木の魅力を強く感じることができますね。

随所に見受けられる木材を削り出して造られる把手も開閉の度に心地よい自然のぬくもりを感じさせ、生活の中に潤いをプラスしてくれます。

また、機能、収納などに目を向けてみると、これもPoul M. Jessenの拘りが詰まった様々なギミックが施されていることに驚かされます。

６人家族でも賄えるような収納力を誇りながら、雑多なものをうまく隠しながら魅せるものは見せ、特別感を演出したいものにはとっておきのスペースも内蔵。

細かなカトラリーなども上手に仕舞える便利な小抽斗も随所に散りばめられていたりと、生活の道具としての価値、日々の生活に寄り添った素敵な時間を共に過ごせそうなそんな気持の良さを感じさせてくれますね。

そして何と言ってもこの家具の魅力は、北欧家具の良さを余すことなく感じられる優美でいて洗練された佇まい。

インテリアとしての存在感は勿論の事、そのディスプレイ力も言わずもがな。

経年で深みを増したチーク材と北欧ビンテージ家具特有の空気感も相俟ってその魅力を極限まで引き立ててくれます。

是非、北欧家具の意匠を静かに感じながら、ヒュッゲな時間を存分にお楽しみくださいませ。