特集:ダイニングテーブル選びの友
めっちゃ揃っています。
タイトルの通り、いまだかつてない程に充実している祖師谷大蔵店のダイニングテーブル。その思いを伝えたくてサブタイトルにまで紙幅を割いてしまいました、すみません(ですが後悔はしてません)。
確認したところ、現在ダイニングテーブルの在庫は50点以上(!)。
その中でもデザイナーズ、人気ブランド、名も無いビンテージやアノニマスなアイテムと、ジャンルに縛られないラインナップは他には無い魅力と自負しております。
今回はそんな祖師ヶ谷大蔵店からシチュエーションごとに一部アイテムをご紹介。
実物を見る事で、「こんな選択肢もアリかも」と思えるのは、悩ましいけれど楽しいもの。
是非テーブル選びにお役立ていただければと存じます。
Contents
シチュエーション1:上質なナチュラルモダン
ご紹介予定は一部分とは言え計16点。駆け足となりますがご容赦を。
まずはスタンダードなナチュラルモダンから(カッコの中で簡単に幅と奥行きをご案内しています)。
人間と長い付き合いのある素材である木。その風合いを良く表したアイテムはお部屋に安らぐことの出来る安心感をもたらしてくれます。
平滑で広い面積を持つテーブルだからこそ、より魅力を楽しめるシチュエーションです。
ACTUS REN Dining Table
品の良いモダンなアイテムを多く展開する人気のセレクトショップ、アクタス|ACTUS。オリジナルのアイテムも長く使える上質なものばかりです。(W150×D90 cm)
チェリーの無垢材はその特徴である赤みと、水深によって変わる水の濃淡のようなグラデーションが魅力的。反りを防止するパーツは幕板で囲われ、生活感の少ない事による洗練を感じさせてくれます。
Shirakawa Dining Table
もう一つは家具の名産地、飛騨家具ブランドのひとつであるシラカワ|Shirakawaの1枚。(W150×D92 cm)
落ち着きあるダークブラウンが人気のブラックウォールナット無垢材は、生きていた時の風合いをダイレクトに感じさせる耳付き仕様。
一般的には製材時に取り払われる樹皮側の部分をあえて残すことで自然の力を雰囲気として取り込んでいる、日本らしい1枚です。
シチュエーション2:人気に納得、国内ファニチャーブランド
テーブルだけに限ったことではありませんが、家具選びの際に最も気になるのはそのサイズ感。
その点同じ生活感で暮らしている国内ブランドのプロダクトは細かい点まで配慮があり取り入れやすいのが大きなメリット。
その上雰囲気もあり、丁寧に作られているのですから人気が出るのにも頷けるってものです。
unico SIGNE Dining Table
ウニコは家具選びにこだわり始めた時からお世話になる事の多い人気ブランド。流行を巧みに取り入れながらも日本のお部屋で使いやすいサイズにまとめるその実力は確かなものが感じられます。(W140×D80 cm)
シグネシリーズは初期から取り扱われる定番シリーズですが、温かみを持ちつつも使いやすい機能的なフォルムは北欧スタイルを踏襲したもの。
アッシュ材の明るい木味や足先に向けてゆっくりとシェイプされた脚部は、目に入る印象も居心地に繋がる事を理解した作り込み。天板の角を始め丸みを持たせているため、ファミリーユースにも安心な1台です。
journal standard Furniture PAXTON LD/Dining Table
アパレル・ファッションにおいて不動の人気を誇るジャーナルスタンダード。その家具ラインとして設立されたジャーナルスタンダードファニチャー(jsF)もその例にもれません。(W120×D75 cm)
パクストンは昨今一般的になったリビングダイニングにピッタリな高さ66cm。ソファ等の低めなアイテムとも合わせやすく、家具全体の高さも下がるため空間を感じたお部屋作りに役立ってくれます。
ですがそれだけではないのがjsFの凄いところ。天板直下のフレームはネジによって高さが調節可能で、一般的なダイニングの高さである72cmでも使用が出来るのです。
シェルフも付き、天板はややダークトーンなオーク材の荒々しい雰囲気とインダストリアルな雰囲気を存分にお楽しみ頂けます。
シチュエーション3:ミニマルな雰囲気を持つモダンなテーブル
生活感を出したくない。そしてあまり物を持ちたくない。凡人である私には中々に難しいことです(笑)
ですが物が増える事によるお手入れなどのランニングコスト、そして確かに圧迫される快適な生活空間。
メリット/デメリットを自分のライフスタイルと擦り合わせ、ミニマルな暮らしを選択できる人には尊敬を覚えます。
MUJI Square Table
日本を代表するライフスタイルブランドである無印良品|MUJI。(W85×D85 cm)
ブランドのネームバリューだけで売るのではなく、確かな品質だからこそ支持される。その決意が現れている「無印」のアイテムは世界中で愛用されています。
今回はタモ材によるスクエアテーブル。明るさの中にも木目が素直なタモ材はよりプレーンな印象。
正方形というどこからでも同じように使えるというタイプも、よりミニマルな意味合いを増幅させているような気がします。
TIME & STYLE METHNY Dining Table
良質な自然が育まれ、そのアドバンテージを活かした家具が名産である北海道は旭川。その中に製材から仕上げまでを一貫して行う自社工場を持つ、タイムアンドスタイル|TIME & STYLE( W180×D90 cm)。
日本離れしているとも言える緊張感のある美しさは、日本伝統の技術を現代の生活に進化させるというブランドコンセプトにのっとったもの。
研ぎ澄まされたアウトライン、本来は機能的に見えるキャスターですらミニマルな印象を損なわないのは徹底したディティールへのこだわりから。
たとえるならソープ仕上げのような、淡い印象のカラーリングも素敵な1台です。
シチュエーション4:ラウンド
ラウンドテーブルはいつでもお探しの方が一定数いらっしゃるイメージ。
四角いテーブルより使える面積は減るのかもしれません。ですがお部屋のデザインに縛られない自由な印象、エレガンス、そして区切りのないことで生まれる明朗なコミニュケーションはそれを補って余りあるメリット。
興味のある方には是非是非挑戦して頂きたいシチュエーションです。
CONDE HOUSE Round table
先程の旭川家具といえば筆頭に挙がるカンディハウス|CONDE HOUSE。旧ブランド名であるインテリアセンターの創業は1968年と半世紀を超える歴史あるブランドです。(W109.5×D109.5 cm)
天板には鳥目杢(とりめもく)とも呼ばれるバーズアイメープルを使用。メープルの中でもこの模様が出来るものは少なく、1本の木からとれる分量はさらに少ないという希少な素材。
その希少さも相まって、フラッグシップの車におけるダッシュボード、ギターのネックやトップ材、果てはエリザベス女王の居室でも用いられたという高級を代表するような良材です。
ラウンドというシンプルな造形を確かに格上げする表情を見せてくれます。
Frem Rojle Dining Set
デンマークビンテージからはフレムロジェ|Frem Rojleのダイニングセット。(W120-156×D120 cm)
昨今ではあえて椅子を揃えず個性を楽しむというスタイルも一般的になりましたが、やはりこのセットは特別。椅子の背もたれとテーブルの幕板がひとつながりにデザインされ、収納すれば一つの「美しいもの」に変貌します。
椅子が3本脚のタイプも入荷しましたがすぐにご売約に。揃ってこそ意味を成す傑作のダイニングセットは他にはない魅力を備えています。
シチュエーション5:憧れの名品・ビンテージ
一目で何かが違う、そう感じさせてくれる名品はやはりみんなが憧れるもの。
今回はデザイナーの代表作をピックアップさせて頂きましたが、ビンテージの素材に拡張が可能なエクステンションだけでも現在5台在庫がございますので気になる方はこちらのリンクから是非ご確認下さい。
Artek 81B Dining Table
北欧の暮らし。高緯度による少ない日照やそれによる降雪等、必然的に増える家での時間を大切にするため育まれたインテリアは世界中で人気になっています。(W120×D75 cm)
その中でも東端に位置するフィンランドに生まれた建築家・デザイナー アアルト夫妻が自身のプロダクトを販売するために手掛けたブランド アルテック|artekは群を抜いた知名度を誇ります。
81Bはフィンランドで豊富なバーチ材を丈夫な無垢材のまま曲げる「Lレッグ」という技法が使われたアアルトの代表作。天板には自然由来の素材であるリノリウムが貼られ、1933年発表というモダンデザインの盛り上がっていた当時を想像させてくれます。
未使用品という嬉しい状態での入荷、最初のオーナーとして是非ご愛用下さいませ。
(※2枚目の画像は、組み上がりの参考用画像となります。)
Andreas Tuck AT303 Dining Table
そしてインテリアにおいて北欧といえばデンマーク、デンマークといえばウェグナーと、王道を往く組み合わせのダイニングテーブル。( W160×D86 cm)
ウェグナーのデザインを実現できる確かなメーカーが集まり出来上がったのがサレスコ|Salescoという組織。それぞれに得意分野があり、ゲタマ社はソファやデイベッド、RYモブラーはキャビネットと住み分けがなされていました。
その中でテーブルを手掛けていたのが、今回のアンドレアス・タック。今ではメーカーは現存せず、ビンテージのみで出会えるアイテムです。
3センチという贅沢で、でも無粋にならない厚さの天板。交差の先はくびれが付けられ、見えにくい箇所の隅々まで行き届いた肉感的なハンドクラフト。
サイズも4人が過不足無く団らん出来る、正に究極の「中庸」。
世界を代表する巨匠が思い描いたダイニングを、是非ご自宅でご堪能下さい。
シチュエーション6:テレワークもOK!なユーティリティプレーヤー
モダンなアイテムが一般的になってきたからか、オフィスファニチャー出身のアイテムをホームユースされる方も増えてきました。
不特定多数が使用する目的のアイテムですからそのタフネスはお墨付き。その中でもデザインに評価の高いアイテムのご紹介です。
USM Haller Dining Table /Work Desk
ハラー|USM Hallerはスイス発の高級モジュールファニチャーブランド。注文ごとに合わせた特注では無く、その特注にも対応できるハイクオリティな「規格」を作ったことで世界的に評価されています。(W150×D75 cm)
そんなハラーのテーブルはイージーケア。高品質なクロームメッキのフレーム、そしてラミネートトップの天板はクリーンな見た目ですがどちらも簡単なお手入れでその印象を保てます。
小気味よいザラつきがありつつもすべすべで、書き物には影響のない絶妙なテクスチャー。オフィスファニチャー=業務用という図式を良い意味で裏切る1枚です。
vitra IXIX Meeting Table
もう一枚も同じスイスのファニチャーブランド、ヴィトラ|vitra.。イギリス出身のプロダクトデザイナー、セバスチャン・バーンとの共作です。(W160×D80 cm)
先程の無印良品や伊ラゴスティーナ、仏のトリックスやティファール等業界を問わずに活躍するプロダクトデザイナーらしく、機能的な特徴を備えています。
天板に付いた爪をフレームのポールに引っ掛けるだけの簡単組み立て。中央に開いた孔は手を差し入れる事で持ち運びしやすく、使用時には散らかるケーブル類をまとめる配線孔としても使えるダブルロール。
フレームも折り畳んでスマートに収納できるので、メインのテーブルが別にある方にもおススメな1台になっています。
シチュエーション7:番外編
シチュエーションというくくりでは選に漏れましたが、唯一無二の雰囲気があり、刺さる人には深く刺さるある意味マニアなアイテム。
番外編としてご紹介させて頂きますので、刺さった方はどうぞお覚悟下さい(笑)
US Vintage Dinner Table
まずはUSビンテージのダイニング。アメリカのミッドセンチュリーをイメージするともれなく出てくるのがダイナーの風景。(W120×D91 cm)
エドワード・ホッパーの有名な絵画 ナイトホークスに映画 バックトゥザフューチャーと、イートインスペースをにぎやかすような色彩にメタリックなフレームは時代を表すアイテムです。
天板はベースにグリーンカラーのプリントを貼り、樹脂でコーティングしたデコラトップ仕様。傷も目立たすタフに使えるアメリカらしい1台です。
Japan Vintage Aterlier Desk
そしてもう1台は日本の図工室テーブル。備品であったことを示す焼き印があり、小学校で実際に使われていた事が分かるビンテージアイテムです。(W151.5×D90.5 cm)
無茶・やんちゃは当たり前の小学生に負けないテーブルですから、見た目に構造にしっかりとした造り。
使い込まれたビンテージの風合いに、懐かしい雰囲気。アトリエデスクとしても無論お勧めの1台です。
シチュエーション8:クラシック
最後のシチュエーションは、家具においてそれぞれの国が持つデザインの源流。
現代のアイテムと比べて少し不便はあるのかもしれません。ですが当時の価値観で良しとされ残ってきたビンテージには、確かな時間の価値が宿っています。
今回はその雰囲気色濃い2台をご紹介。
UK Vintage Draw Leaf Table
一つ目はイギリスのドローリーフ。ドロー(Draw=引く、引っ張る)リーフ(Leaf=葉っぱ、自在板)という言葉が示す通り、側面の補助天板を引き上げる事でスペースを拡張できる機能的なテーブルです。(W150.5-120.5-90.5×D91 cm)
1880年代にはその存在を確認出来る事から、現代に続くモダンな家具という捉え方も出来そうです。そして何より生命力豊かなオーク材はUKビンテージならでは。経過してきたであろう時間をお楽しみ下さい。
Shabby Chic Painted Dining Table
そしてもう1台はビンテージをリメイクしたダイニングテーブル。全体にブルーペイントが施され軽妙な雰囲気を纏っています。(W152.5×D86.5 cm)
無垢材を集成した天板はさながら使い込まれたフローリングのよう。端々のペイントロスがその印象を加速させています。
靴を履いた暮らしが通常の西洋ビンテージは天板高が高いものも多いですが、今回は72cmと日本の暮らしでも使いやすいサイズとなっています。
載せるアイテムが映えるシックな1台。撮影なんかに使用しても素敵かもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか。これでも祖師谷大蔵店の在庫のうち約1/3のご紹介に過ぎないというのですから我ながら驚きです。
ダイニングテーブルは、食事から作業のお供として、そしてお部屋の雰囲気の中心になる「主役」。
コストパフォーマンス、今では手に入らないプロダクト、時間を経て加わった魅力と色々な価値観があるかとは思いますが、もしお気に召すものがあれば是非お迎え頂ければ嬉しく思います。
BLOG-祖師ヶ谷大蔵店の最新記事
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/08
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/07
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/06
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/05
-
CATEGORY : テーマ別アイテム特集UPDATE : 2024/05/04
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/03
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/01
-
CATEGORY : テーマ別アイテム特集UPDATE : 2024/04/30