ゴシック ウィンザー チェア イギリス Fauld England 工房製造品 ~ウィンザーチェアの王様~
Fauld England
Gothic Windsor
イギリスのアンティークチェアは種類が数多く存在致しますが、その中でも幅広い国のスタイルに合わせやすく、21世紀の現代になっても未だに注目され人気のあるチェアのひとつにウィンザーチェアがありますね。
そんなウィンザーチェアの中でも18世紀後半から19世紀前半に広がったゴシックリバイバルという美術運動により生まれゴシックウィンザーと呼ばれるこの椅子はその荘厳なる佇まいから『ウィンザーの王様』と呼ばれております。
ウィンザーチェアの王様
ゴシック様式の始まりは12世紀後半の西ヨーロッパから始まり、元は大聖堂や宮廷の建築様式として広まりました。
そんな神聖で威厳のある建築物から来ているだけに、厳格でいて品のある佇まいが見るものの心を打ちますね。
直線と左右対称を基調としたものが多い中、この椅子は優雅な曲線を随所に取り込み、脚部には大ぶりのカブリオールレッグが脚元を優雅に飾っております。
この椅子が置いてある空間ごと雰囲気を変えてしまいそうな荘厳で美術性の高い一脚だと思います。
そもそもウィンザーチェアは17世紀後半、イギリスのウィンザー地方で発祥したのが始まりと言われておりますが、当時は実用的な椅子として制作されていたそうです。そこからアーコールを始めとして数々の種類のウィンザーチェアが世に生まれ、18世紀後半から19世紀前半に広がったゴシックリバイバルという美術運動によりウィンザーチェアに高い装飾性をつけたのがこのウィンザーゴシックなのですね。
当時のゴシックウィンザーはかなり希少な逸品で、今ではイギリスのロイヤルアルバートミュージアムなどの美術館に行かないと拝見できない歴史的にも価値のある希少な存在です。
今回入荷した一脚は今現在でもその当時のデザインを引き継ぎ造り続けている”Fauld England”工房のもの。
細かな装飾や座繰り、細部のディティールにまで至って高い技術と拘りが詰まっていることが伺いしれます。
さらに上品且つ軽快なリズムを生み出してくれるカブリオールレッグが脚元を華やかに飾り、優雅な時間を作り出してくれそうです。
力強い杢目が繊細なデザインながら脈動感と力強さを感じさせ、迫力あるただならぬ存在感を醸し出しております。
豪壮な木彫、格式高いフォルムと随所に至るまで拘りが詰まった大変芸術性の高い逸品。
まさに家具の範疇を超えた芸術作品と言えるのではないでしょうか。
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