maruni 60+
1Seater highback Chair

 

 

今日はありがたいことに過ごしやすい暑さです。

東北や北陸地方の豪雨を見るに手放しで喜ぶ事は出来ませんが、火照った地表を冷ましてくれるほどほどの雨は身体にとってありがたいものです。

 

いち早い復興を願うと共に、体調を整える良い機会としたいですね。

 

もう夏も中盤戦。道端にあるオシロイバナも盛りを過ぎ、そろそろあの黒い実をつけてゆく頃合い。

自然な気分で取り入れられる、日本のアイテムを今回はご紹介。

宜しければ、最後までお付き合い頂ければと思います。

 

 

 

トライアングル

 

 

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マルニロクマル。「ロクマル」と名の付くアイテムは何となく良さげな感じがして注目してしまう人もいるのではないでしょうか。

 

カリモク60やアデリア60、コトブキ60といったそれらのシリーズは全て「ロクマルビジョン」というプロジェクトに基づいて復刻されたアイテムになります。

 

戦後、敗戦をきっかけにより進んでいった欧米文化の普及。舶来品として貴重がられた輸入品とは別に、より日本の隅々まで届くよう作られていた、優れた国内製造のアイテム。

 

デザインや加工技術の精度、量産体制や販売網、通信技術から国内で高まる購買力など様々な要素が結実して、19「60」年代にはヒット商品として記録に残るものが多く誕生しました。

 

ただ消費されるだけではない、世界に通用する事を目標に出来たプロダクト。現代の人々が求める「価値のある」ものと通じ合うプロジェクトのアイテムは2020年代の今にも新鮮に響いています。

 

 

 

 

 

 

今回はハイバックタイプのアームレスチェア。手掛けたのはマルニ木工。

広島出身のマルニ木工は前身の昭和曲木工場を含めると設立は1928年と日本最古の部類となります。

 

ドイツのミヒャエル・トーネットが確立した、無垢材を蒸し上げて曲げる曲木技術。特許の期限が過ぎた後に世界各国へと広がり、マルニ木工銀行椅子や南京椅子と呼ばれる軽くて美しい椅子を手掛けています。

 

 

 

 

 

 

最近はモノを購入するときにまず考えられるようになった要素、デザイン。

インターネットの普及によって、様々な時代や流行の中から自分好みのものを選べるようになりました。

ですがいつの時代も変わらないものに、手間暇と製造できる数の関係性があります。

 

物の美しさだけを求めると一般的にデザインは複雑になり、それを実現できる職人でなければ作る事は出来なくなります。

 

実際そうして作られたものには息をのむような素晴らしい作品が多いのですが、手間がかかり多くの人が家具として使う事は難しい事がほとんどです。

 

マルニが求めていたのはそれとはある意味真逆の、だれでも簡単に組み立てられ、そして多くの人が使える家具。

 

 

 

 

 

 

家具を製造する上でのノウハウを確立して、それを従事する誰でもが十全に行う事ができるようにする。

現代でいうマニュアル制作等にも近いものを感じますが、素材は生き物でありさらには自負のある熟練職人もまた生き物。会社として推し進め、共有意識とするまでには苦労が多かったのではないかと想像します。

 

例えばウェグナーと協働する事の多かったカールハンセン&サン、ジャパニーズモダンの立役者でもある柳宗理なども提唱していた品質を前提とした工作機械の導入。

 

合理化を受け入れ、それに相応しい形を研ぎ澄ませる事が出来たプロジェクトによって、多くの人が幸せになるアイテムが出来上がっている事を私たちは今に知る事が出来ます。

 

 

 

 

 

 

そんなマルニ木工による、60年代に一世を風靡したソファ「宮島」。

 

創業者の出身地 宮島は厳島神社の大鳥居をもとに名づけられたソファは組み立て式。そしてセパレート仕様であるため設置するスペースに応じてシートを追加できるという柔軟性を持ち合わせていました。1977年には廃番になったものの、それをマルニ60として復刻。

 

それまでのローバックに加えて肩口までしっかりと支えてくれるハイバックや、そしてオーク材に加えてウォールナット材とビーチ材(限定生産)と当時には無かった仕様が追加。

より今の暮らしに相応しい形で帰ってきたのです。

 

 

 

 

 

 

座り心地も進化。座面には硬質・中質の2層ウレタンにフェザーを載せ、フレームに巡らされたウェビングテープによって底つきの無い、長く寛げる弾力に。

背面にもパッキングされたフェザーが充填されていますが、こちらには通気用の孔があるのでより贅沢な沈み込みとなっています。

 

張地にはゼラコートと呼ばれるしっかりとした合皮が使われており水気にも強く、安心してお使い頂けます。

 

 

 

 

 

 

 

宮島の大鳥居はアームフレームの造形を指しているので今回のアームレスでは見る事は出来ませんが、代わりに後ろ脚の可愛らしいトライアングルを楽しむ事が出来ます。

 

アームレスならではの仕様を単脚でゆっくりと楽しむのも良いですが、増えた家族用としてアームチェアの間に追加するのももちろんオススメ。

 

シリーズデザインで整っているので、思い切って樹種違いや張地違いの組み合わせをトライしてみたくなる素敵な1脚です。

 

 

 

 

 

色々な企業が参加する中、マルニロクマルの60は創業時の曲木の輪が取り入れられた、想いを継いでゆくロゴがデザインされています。

昔の人も、今と変わらずとても頑張っていた。そんなひとしおな想いが感じられるソファチェア。くつろぎの1脚をお探しの方はこの機会にいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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