MASTERWAL
DANISH SOFA

 

 

長く使われている物には歴史が刻まれていきます。

 

当店でも度々入荷のあるストッケのトリップトラップ・べビーチェア。子ども椅子の宿命でしょう、シールまみれの状態で入荷することも珍しくありません。

 

ただ、そのシールのキャラクターたちに懐かしさを覚えたり時代を感じたり、想像力を掻き立てられてしみじみとした気持ちにさせられます。

 

大人になっても自分のトリップトラップを使い続けている人は少ないでしょう。しかしアンティークやビンテージの家具を大事に使われてる方は少なくないはず。

 

アンティーク家具が市場に出た当初の評価・評判は残念ながら知る由もありません。ただ、その家具が歩んできた歴史に思いを馳せることはできます。そして、今自分の手元にある喜びを噛みしめることもできます。

 

さらに踏み込んで、自分の家具をアンティーク物に育てていくのはどうでしょうか？

 

 

 

「100年後のアンティーク家具」の100年前

 

 

>>この商品の詳細を確認する

 

1961年にアカセ木工所として婚礼家具をメインに桐箪笥の生産からスタートした家具メーカー、AKASEが2006年に立ち上げた「マスターウォール」。

 

100年後を見据えたものづくりや北米まで自らウォールナットを買いつけるなど、家具のあり方や材に真摯に向き合う姿勢が広く共感を呼ぶ人気のファニチャーブランドです。

 

 

 

今回入荷したのは同ブランドでも人気の高いDANISHシリーズのソファ。

 

DANISHは『Low & Comfortable』をキーワードにゆったりとくつろげる家具をメインとしたシリーズ。座面の低い広々としたソファを基準に、ローテーブルやサイドボードなども展開しています。

 

 

 

適度な硬さを持つ座面と柔らかい背のクッションのコンビネーションは抜群。合わせられるラグやクッションの幅が広いグレーのファブリックなのも嬉しいポイント。

 

2シーターソファとカウチの組み合わせは様々な座面を広々と使え、様々なレイアウトにも対応してくれます。

 

 

 

座面高は約30cmと『Low & Comfortable』の言葉に違わぬ低さ。

 

ソファが我々をリラックスさせる要因はクッションの柔らかさや姿勢の快適さが挙げられますが、他に”目線の高さ”もファクターのひとつだと個人的には思っています。

ダイニングテーブルに乗ってる見たくない物(仕事・洗い物・書類 etc.)を視界の外に追いやって、のびのびと過ごしたいという勝手な願望かもしれませんが。

 

映画や音楽の鑑賞、ゲーム、読書、ごろ寝、仮眠などあらゆるリラックスやチルの時間に寄り添ってくれるソファです。

 

 

 

 

クッションの下からちらりと覗くウォールナットはマスターウォールの自信の表れ。「100年後のアンティーク家具へ」をコンセプトに掲げる同社は世界最高基準FASを超える自社基準で選び抜かれた北米産ウォールナット無垢材を使用。

 

仕上げはオイルフィニッシュ。材の質感や美しい杢目を損なわないのは勿論、長く使うためのメンテナンス性も考慮してのこと。

 

どっしりとしたシンプルでタイムレスなフレームのデザインは傷や汚れ、ヤケすらをも風合いとして受け入れてくれる器の広さを感じます。

 

 

 

 

そしてフレームの製作年月の刻印、これから歴史を刻んでいくぞ！という気概が見て取れます。

 

 

 

AKASEの始まりでもある婚礼家具も永く使われることを考えて作られるもの。マスターウォールと名前を変えた今でも受け継ぐ、半世紀以上変わらないアカセ木工所のフィロソフィー。

 

サスティナブルやSDGsが謳われて久しい昨今ですが、そういったイデオロギーや社会的意義よりももっと前の、もっと根源的な、

 

「ただただ、いいものをちゃんと長く使いたい」

 

そういった純粋な気持ちにさせてくれるソファなのではないでしょうか。