Patrick Townsend
Orbit42

 

 

星。それはあっという間に通り過ぎていく人の時間とは裏腹に、幾億光年の彼方から変わらずに私たちを見守ってくれる存在。

 

人はその光の源を探し、その連なりに意味を求め、時には航海の道しるべにして親しみを感じています。

 

今回のご紹介は、その身に星由来の名前を持つ名品。

 

よろしければ最後までお付き合い下さいませ。

 

 

 

明かりとそれを繋ぐ線が紡ぐ、ものがたり

 

 

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世の中というものは面白いもので、同じヒトが一つの惑星の中に暮らしているにも関わらず、同じ一つのアイテムでも地域ごとに形が様々に異なります。

 

例えばテーブル。天板の上にモノを置いて上半身からのアクセスをし易くするという点は共通していますが、椅子を使う地域では高さがおおよそ70cm前後、椅子を使わない地域では高さは30~40cm程と異なります。

また寒さが厳しい地域であれば温もりのある木の天板が多いですが、空調設備等が整うところであればモダンな印象を表現するために大理石やガラス、スチール素材等も多く採用されます。

 

 

地域がどのように生活環境を育んできたのか。そして技術や経済環境の要因が複雑に絡みあって文化が出来上がる。その‟違い”はインテリアに限らずともブログをご覧の皆さんは楽しんでいる事かと思います。

 

 

 

 

 

今回のアイテムはアメリカのブランド、パトリック タウンゼント (Patrick Townsend)によって手掛けられた1台。

 

世界大恐慌を経ながらも、世界大戦の戦勝国として強い存在感を示してきた大国アメリカ。ヨーロッパやアフリカから経済的成功を求めてやってきた多国籍の移民たちが共通して目指したのは「成果」。

 

生まれや環境、学びとってきたもの諸々。アメリカにやってきた人々が使えるものを全て使って生まれたアイテムは人種や文化の枠を超えて響くもの。

 

その流れはデザインの黄金期と呼ばれるミッドセンチュリーから今でも続き、取り分けニューヨークを中心とする東海岸は常に洗練を止めない、最先端の街になっています。

 

 

 

 

 

今回のアイテムは、ジャンルでいうならば比較的馴染みの少ないシャンデリア。主に教会や修道院といった施設を照らす目的で設置された照明が基になっています。

 

天井から吊るされ、複数の光源を持つ豪華なシャンデリアは重量もそれなりになるため設置にはそれなりのハードルがありますが、今回は電球を吊るすパーツがコードのため全体でも約3kgととても軽量。

 

軽量であることによって取付に特別な工事は不要。引っ掛けシーリングがあれば手軽にペンダントライトの延長線上として使える、そんなフットワークの軽さが全体の魅力に繋がっています。

 

 

 

 

 

 

一定の長さごとにまとまりを持つコードによる光源。

 

そのままであればまるでぺんぺん草のようですが(笑)ダイヤモンドを一筆書きにしたようなフレームを上段に差し込む事によってコードは水平方向に広がり、規則正しい編み目の姿を見せてくれます。

 

フレームの取付はソケットの根元に先端の突起を差し込むだけととても簡単。ですがテンションが掛かって全方位に広がる姿は独特の浮遊感があり、真空を漂う光るクラゲのようでもあります。

 

 

 

 

 

 

オービット(Orbit)は天体に関する用語で「軌道」を指す言葉。

 

月が地球に、地球が太陽に引き寄せられ描く公転のカーブ。近年の研究では同じ円を廻るのではなく、縄をなうように移動し続けているらしいのですが、それをさておいても美しい曲線がシリーズ名に取られています。

 

サイズに応じて数字が変わりますが、42はシェード径約80センチと取り扱いの中で一番贅沢な大きさ。とはいえ圧迫感は無いので照明としてはもちろん、眺めて楽しむモビールのような魅力のある1台です。

 

 

 

 

 

 

現代アメリカのモダン照明は入荷の機会が少なく、同じ物の入荷は難しいと思われます。

 

参考価格は20万円超。お値段は張りますが程よくアイコニックで邪魔にならないバランスは、ミッドセンチュリーのビンテージアイテムに引けを取りません。

 

違いがあるからこそ、形になったものに宿る他にはない魅力。

 

重厚なシャンデリアのように威圧するのでは無く、一般的なシーリングライトのように味気ないわけでも無い。

 

まるでお部屋の重力を変えてしまうような1台です。

 

 

 

 

 

 

国内での活動が主なため日本での知名度こそ其れ程高くありませんが、パタゴニアからスティーブ・アラン、そしてメゾンブランドであるシャネルをもクライアントに持つNYの売れっ子による代表作。

 

入荷当初には電球は無く、ひと揃えするのにも数が多いのでハードルが高い状態でしたが、当社で使用可能な電球をご用意してすぐにお使い頂けるコンディションとなっております。

 

東海岸のあの雰囲気がお好きな方、プラネタリウムのように暗闇で繋がる光りにロマンを感じる方。いずれの人にもお勧めしたい、素敵なライティングです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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